検索ボックスに入力された検索語から「ユーザーにローカル検索の意図がある」とGoogleが判断したら、Googleは検索結果画面にローカルパックまたは3パックと呼ばれる結果を出力します。ここにローカルSEOにおけるオーガニック検索の順位が表示されることになり、このローカルパックのトップ3に表示されることがローカルSEOにおける大きな目標となります。
通常の検索で使われるアルゴリズムとローカルSEOで使われるアルゴリズム（この記事では、ローカルSEOのアルゴリズムを「ローカルアルゴリズム」と呼ぶことにします）は違います。通常のSEO対策と同じように、ローカルSEOにおいてもアルゴリズムの特徴をつかんでおくことは、ローカル検索の順位改善にきっと役立つはずです。
目次
というわけで、まずは一般的に知られているローカルアルゴリズムの3大ランキングファクター…
について簡単におさらいします。
あなたのPCやスマホでGoogleを開いて、「カフェ」と入力して検索にかけてみてください。そして、検索結果画面を一番下までスクロールすると、次のような画面が出てくるのではないでしょうか…
この画面の「東山区、京都府京都市」があなたの現在地（とGoogleが思っている場所）です。実際のあなたの現在地と多少のズレはあるでしょうが（通常PCよりスマホの方がより正確です）、Googleはここを基準にして検索結果を調整します。Googleが認識している現在地に近い場所にあるビジネスは検索上位になりやすい反面、そこから距離が離れていけばいくほど上位表示は難しくなっていきます。
でも、ただ検索場所から近いというだけで、ライバル店よりも検索上位をとれるほど甘くはありません。あなたが普段の買い物でお店の知名度も考慮するように、Googleもあなたのビジネスの知名度を検索順位決定のための判断材料にしています。
そして「検索意図との関連性」。どんなにユーザーの近くに店を開いていても、どんなにお客さんの評判が良くても、ユーザーがかき氷を食べたいときに車の代理店は検索上位に現れません。
なので、インターネットを使ってビジネスを発展させようとするならば、あなたがどんなビジネスをしているのか、どんなお客さんを助けてあげられるのかを、正確にGoogleに伝える必要があるのです。
これらの3つのローカルファクターのうち、「検索場所からの近接性」だけは小手先のテクニックで対応できるものではありません。仮にあなたが練馬を本拠地にしていて、だけど新宿で検索をかけたときに上位表示させたいと考えていたとしたら…普通に考えたら「あなたが練馬から新宿に引っ越す」くらいしか対策が思いつきません。
でも、残りの「ビジネスの知名度」と「検索意図との関連性」については、これからの対応次第で改善の余地があります。
まずは知名度。Googleがどうやってビジネスの知名度を判断しているのかを公表していないので、厳密には「これをやれば絶対に大丈夫！」と言い切れるような対策法があるわけではありません。でも、おそらくその判断基準として使われているだろうな…と考えられる指標はいくつかあります。例えば…
これは実際の店舗におけるお客さんの訪問数に該当します。この数が多ければあなたのビジネスは一般的に知名度が高いと考えられますし、少なければ…言わずもがなですね。
カスタマーレビューは、実際お客さんがそのビジネスを利用した感想ですので、Googleがあなたのビジネスを正しく評価するために使いやすい基準の1つです。レビュー数はそのビジネスを利用したお客さんの数を反映しますし、レビューの評価はそのビジネスの質を判断するのに有用です。
あなたのビジネスが他のwebサイトで紹介されるということは、実質的に紹介者からのおすすめをもらったのと同じ意味を持ちます。その上、紹介者のサイトを見た人があなたのビジネスを知るきっかけにもなりますし、ネット上での知名度upに確実に貢献します。
では、これらの指標を改善する方法を考えてみましょう。
Webサイト訪問数を増やすには…やっぱり通常のSEO対策は1つの選択肢です。現在、ローカルSEO対策としてGoogleマイビジネスの最適化だけやっていれば良いと考える人もいます。今のところローカルSEOはそれほど競争率が高くない分野なので、それだけでも検索順位の改善が見込まれるかもしれません。でも、これからローカルSEOに力を入れるローカル企業が増えていったら、GMB対策だけでは不十分…ということになるかもしれません。
あとはFacebook、TwitterなどのSNSやPPC広告も1つの手です。それに加えて、お客さんからのカスタマーレビューを集めたり、同じ地域でビジネスをしている業者さんにリンクをお願いしたり…といった地道な対策を継続していくことが重要です。
次に「検索意図との関連性」ですが…まずはGoogleマイビジネスの最適化。求められているすべての情報を正確に入力する必要があります。特にカテゴリーはGoogleが随時新しいものを追加し、状況にそぐわないものを削除し続けています。あなたのリスティングで正しいカテゴリーが選択されているかの確認が必要です。
そして屋号。本来は意図的にやってはいけないことですが、屋号に地域名を加えるとSEO効果があることが知られています（つまり、Super Clear Contentsを「Super Clear Contents新宿」と登録することです）。まあ、実際にやるかどうかはあなた次第、ということで…
独自Webサイトの対策としては、まずは地域に関連したコンテンツを発信し続けること。タイトルやメタディスクリプションなども最適化し、あなたがその地域でビジネスをしていることをアピールしなければなりません。それらのコンテンツを同じ地域の人に見てもらい、リンクやサイテーション、SNSのシェアを獲得していくことで、あなたのビジネスのローカルシグナルが徐々に強くなっていくことでしょう。
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AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。