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リンクの貼り方がSEOに影響するのはどんな時?Googleの回答は…

内部リンクと外部サイトへの発リンク…どちらも検索順位upのために重要なことは、日頃からSEO対策に取り組んでいる人ならもうご存知のはず。でも、そのリンクを貼る場所によってSEO効果が変わってくる可能性があるということは知っていますか?

今回は自サイト内におけるリンクの貼り方についてのお話。外部からの被リンクについては自分でコントロールできませんが、自サイト内に貼るリンクはすべて自分でコントロールできますよね。そのリンクの貼り方で間違いを犯して検索順位に悪影響が出るとしたら、かなりもったいないことだと思いませんか?

リンクを貼る位置の違いについて、Googleは何と答えているのか?

2022年1月28日のEnglish Google SEO office-hoursの最初の質問で、内部リンクを貼る位置の違いでGoogleの扱いが変わるのかどうかを聞かれました。それに対するJohn Muellerの回答は…

Not necessarily.

I think for internal links, on the one hand we use it to understand the context better, so things like the anchor text helps us. But another really important part is really just being able to crawl your website. And for that it doesn’t matter where that link is on a page to kind of crawl the rest of the website. Sometimes things are in the footer, sometimes in the headers, sometimes in a shared menu or in a sidebar or within a body of content. All of those kind of linked places are all fine from our point of view. 

Usually what we differentiate more with regards to location on a page is the content itself, to try to figure out what is really relevant for this particular page. And for that it it sometimes really makes sense to kind of focus on the the central part of the page, the primary piece of content that changes from page to page and not so much the the headers and the sidebars and the footers or things like that. Because those are a part of the website itself but it’s not the primary reason for this page to exist and the primary reason for us to rank that page. 

So that’s kind of the difference that we take when it comes to different parts of the page and for links it’s usually more to kind of understand the context of pages and to be able to crawl the website and for that we don’t really need to differentiate between different parts of the page.

上の文字起こしを要約すると…

  • 内部リンクの場合で重要なのはGoogleがサイト内をしっかりクロールできることで、その意味ではリンクがどのような形で貼られていても基本的には問題ない。
  • 内部リンクの場合でも、時にはコンテンツの内容をより深く理解する必要があり、その場合はアンカーテキストの存在が助けになることがある。
  • リンクの位置が問題になるのはその該当ページに関連する情報を探しに行く時であり、その意味ではヘッダーやフッター、サイドバーのリンクよりコンテンツ内のリンクに焦点を当てることは理にかなっている。

つまり、特に外部サイトへの発リンクの場合にはコンテンツ内のリンクをより重視する(ヘッダーやフッター、サイドバーのリンクを重視しない)ということになります。

外部サイトへの発リンクの貼り方:Super Clear Contentsからの1つの提案

上のJohn Muellerのコメントから、外部への発リンクの場合はGoogleは特にコンテンツ内のリンクを重要視していることがわかります。でも、実際に発リンクを貼る時にアンカーテキストをどうするか悩んだことはありませんか?

アンカーテキストがSEO対策として重要なのは知っているけれど、実際にどうすればいいかよくわからない…あなたもそんな風に思っていませんか?例えば…

  • アンカーテキストにはターゲットとなるキーワードを含めるべきだ
  • アンカーテキストのキーワードを詰め込みすぎると良くない
  • アンカーテキストの分散が必要だ

などなど、アンカーテキストに関する対策は業界内でもいろいろ言われていますが、これらを忠実に守ろうとすると、「キーワードの詰め込みの基準は?」「どの程度分散させればいいの?」といった、誰も明確な回答を持っていないような疑問が生じてくるわけです。

実際に僕も、以前は過去に使ったアンカーテキストをリストアップして、それらのキーワードの比率などを見て「次はこうしようか…」などと考えたりしていました。でも、その方法でしばらくやっていても、この方法はどうも本質を突いていないような気がずっとしていたんですよね。なので、いつからかはもう忘れましたが、今の僕はアンカーテキスト内のキーワードや分散などを気にするのは止めました。

では、今はどうやってアンカーテキストを決めているのかというと…内部リンクの場合には何も考えていません。Googleいわく、内部リンクの場合はクロールさえできればいいので、dofollowリンクで貼ることだけ気をつけて、アンカーテキストは文脈に合わせて適当に決めています。

一方、外部サイトへの発リンクの場合は?というと、最近僕はこのTwitterを参考にしてます…

GoogleのGlenn Gabeによる呟きですが、これの最後の部分…

Location is more important for content where G wants to focus on the primary content:

(Googleが一次コンテンツを探しに行くときは、(リンクの)位置がより重要になる)

日頃から学術論文に触れる機会が多い人なら理解しやすいと思いますが、ここでGlennが言っているのは論文の中での引用文献と同じことですね。僕たちが作成したコンテンツ内の記載が信用できるかどうか、その裏付けの情報を探しに行く時にGoogleは発リンクの位置をより重要視するということです。

ならば、Googleに僕たちの主張が正しいことを理解されやすいように、髪リンクの位置とアンカーテキストを決めたらいいんじゃない?というのが今の僕の考え方です。

1つ例を挙げますね。コンテンツの主題が「SEO対策」だと仮定します。

SEO対策において、外部リンクの獲得は非常に重要です。実際、Super Clear Contentsの大堀僚介氏も、SEO対策において良質なコンテンツと外部リンクが特に重要だと述べています。

こんな感じ。こうするとアンカーテキストの中に対策するキーワードを入れやすいですし、アンカーテキストの分散も自然に行われるようになると思います。

まとめ

今回の記事では、SEO的に好ましいリンクの貼り方について、現時点での僕の見解をお話ししました。内容をまとめると…

  • Dofollowリンクであれば、どこにどんな形で内部リンクを貼ってもOK
  • 外部サイトへの発リンクの場合は、適切なアンカーテキストを利用してメインコンテンツ内に貼る
  • コンテンツ内容の根拠を提示するために発リンクを使う

こんな感じでしょうか。いかがですか?今後の記事作成の参考にさせていただきますので、リンクの貼り方について他に知りたいことがあれば、ぜひ下のコメント欄に一言書き残していってください…

大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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大堀 僚介

全米コピーライター協会(AWAI)認定コピーライター SEO content institute認定SEOライター 何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。 さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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