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あなたのブログはなぜGoogleに質が低いコンテンツと判定されるのか?

あなたのブログはなぜGoogleに質が低いコンテンツと判定されるのか?

あなたが一生懸命に書いたブログ記事が、いつまでたっても検索結果ページ(SERPs)に表示されない…その主な原因は、Googleに「コンテンツの質が低い」と判断されているからです。

ならば、そのコンテンツの質を上げればこの問題は解決…なのですが、ここに大きな問題が1つあります…

Googleはどんなコンテンツを「質が低い」と判定するの?

これがわからないと、文章を書き直そうにも、どう書き直せばいいのかわかりませんよね。

簡単に言ってしまえば、質の低いコンテンツとは「ユーザーにとって価値のないもの」ということになります。例えば、多くのユーザーが知りたがっている情報とはかけ離れたトピックだったり、お客さんの疑問に適切に回答していないものなどが「質の低いコンテンツ」に含まれます。

あるいは、GoogleやYahoo!で検索上位を獲るだけのために、アルゴリズムの裏をかいたテクニック(いわゆるブラックハットSEO)を駆使して作られたコンテンツも「質が低い」と判断されます。一時はGoogleのアルゴリズムをだませるかもしれませんが、いずれGoogleが賢くなって「ズル」を見抜けるようになると、これらのコンテンツは検索順位を大幅に下げてしまうでしょう。過去にパンダ・アップデートやペンギン・アップデートを経験された方なら、もうご存知ですよね。

でも、もしあなたの作ったコンテンツがこれらに当てはまらない場合…つまり、純粋にお客さんのためを思って作った記事がGoogleに評価されなかった…そんな場合はどうすれば良いのでしょうか?

正しく作ってもGoogleに「質が低い」と判定されるコンテンツの具体例

こんな場合、あなたに確認してもらいたいことがあります。

まず1つ目は、そのコンテンツが「重複コンテンツになっていないかどうか」です。重複コンテンツとは、他のページと中身がほとんど同じのコンテンツを指しますが、あなたが意図していなくても「重複コンテンツ」とGoogleに判断されてしまう場合があるのです。具体例を挙げますね…

1. モバイル用ページの存在

何年も前に作られたままのWebサイトは、パソコンではきちんと表示されてもスマホで見るとデザインが崩れてしまうことがあります。この問題に対して、以前は同じ内容のページをPC用とスマホ用の2つ作っておいて、ユーザーの使っているデバイスに合わせてどちらかを表示するという手法で対応されていました。

でも今はレスポンシブ対応Webサイトがあるので、わざわざ同じ内容のページを2つ用意しなくてもスマホやタブレットできちんと表示されるようになりました。そんなわけで、今はモバイル用ページを別に作る必要はありませんし、逆にそれが「重複コンテンツ」とみなされてしまうことがあります。

もしあなたのWebサイトにこれが当てはまるなら、解決法はモバイル用ページを削除することです。そしてパソコン用サイトをレスポンシブ対応にすれば、iPhoneでもiPadでもデザインを崩さずにページを表示してくれるようになります。

2. URLに関するテクニカルな問題

あなたのサイトのURLで(このサイトならhttps://superclearcontents.comですが)、ちょっと確認してもらいたいことがあります。

まずはhttps⇄httpとして、サイトが同じように表示されますか?僕のサイトなら、http//superclearcontents.comと入力して、同じようにページが表示されるかどうかです。これと同じようにして、www.のありなしでも確かめてみてください。つまり…

  • http://◯◯.com
  • https://◯◯.com
  • http://www.◯◯.com
  • https://www.◯◯.com

の4種類のURLを確かめてみるのです。

勘のいいあなたは、もうお気づきかもしれませんね。これらのURLが独立して存在すると、Googleに重複コンテンツと判定されてしまいます。

もしあなたのサイトが当てはまるなら、まずはこの4つのURLから1つを選んでください。そして残りの3つからその1つのURLに向けてリダイレクト(リクエストされたURLから別のURLに移動させること)を設定しましょう。

3. ブログコメントのページネーション

あなたの書いたブログ記事に多くのコメントがついたとします。多くのコメントをもらったあなたはきっと嬉しいでしょうが、WordPressで作られたサイトでは問題が起こることがあります。

それは、コメント数が多くなるとWordPressが勝手に2ページ目、3ページ目…を作ってしまうことです。どういうことか?というと…

例えば、あなたのサイトでコメント表示数が10件と設定されていて、ある記事にコメントが12件集まったとします。このとき、WordPressが自動的に同じページを2つ作って、コメント1〜10件目とコメント11〜12件目を別々に表示させるようになるのです。今までこの記事を読んでくれたあなたなら、もうお気づきでしょう。これも重複コンテンツと判定されてしまいます。

これを防ぐためには、あなたのサイトでこのようなページネーションを認めない設定にしておかなければなりません。管理画面で設定 >> ディスカッションとクリックして、下にスクロースすると「1ページあたり◯◯コメント…」という部分があります。ここのチェックを外しておきましょう。

画面下の「1ページあたり50件の…」のチェックが入っていると、コメントが51件を超えた時にWordPressが勝手にページを分割してしまいます。

関連記事:canonicalタグとは何か?

Googleに質の低いコンテンツと判定される、最大で最後の理由

スパム行為もしていないし、Googleから警告も受けていないし、上に挙げたようなテクニカルな問題もない。でもやっぱりSERPsに記事が表示されない…こんな時はあなたが狙った検索キーワードを入力して、検索上位にランクインしているページのいくつかを開いてみてください。どうですか?

あなたのブログの中身と同じようなことが書いてありませんか?

もしそうなら、厳密にはあなたの記事に価値がない…というわけではないでしょう。でも、そのままだと検索結果に上位表示させるのは難しいと言わざるを得ません。あなたのコンテンツがなくても、すでにある他のページで用が済んでしまうからです。

ならば、あなたの記事に新しい価値を追加しましょう。ライバルとは別の問題解決法を提示するとか、まだ誰も答えていないユーザーの疑問に答えるとか、いくつか考えられる方法があるはずです。ライバルサイトをしっかり研究して、それらで提供していない新しい価値を生み出すことで、ユーザーにもGoogleにも正しく評価されるコンテンツができあがることでしょう。

おまけ:「質が低い」わけではないけれど、SERPsに表示されないときにチェックすべきこと

最後に、いつまでもSERPsにコンテンツが表示されない時に考えられるテクニカルな問題を1つ挙げておきます。この問題は本来最初にチェックしておきたいことですが、記事の構成上一番最後にご紹介することとなりました。

その問題とは、Googleがそのコンテンツを認識していないことです。Googleがあなたのコンテンツを認識していなければ、SERPsに表示されるはずがありませんよね。

この問題は新しいSearch Consoleで簡単にチェックできます。URL検査をクリックして、ボックス内に対象ページのURLを入力してリターンキーを押してください。もしコンテンツが認識されていなければ、すぐ下のインデックス登録をリクエストでGoogleに認識してもらうことができます。もちろんその前に、あなたの方でGoogleのインデックスを防ぐ設定にしていないかどうかの確認が必要です。

大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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大堀 僚介

全米コピーライター協会(AWAI)認定コピーライター SEO content institute認定SEOライター 何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。 さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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