WordPressでブログを書いていると、記事の数が増えてくるにつれて昔の記事にアクセスするのが面倒になってきます。こんな時に活躍してくれるのが、今回のテーマであるカテゴリーとタグです。
これらを上手に使うことでWebサイト全体が整理され、お客さんも欲しい情報に簡単にアクセスできるようになります。ただ、両方を混同してしまっている人や、どう使ったらいいかわからない人も多いのではないでしょうか。
目次
昔のWordPressでは、コンテンツの分類にカテゴリーだけしか使えなかったようです。WordPressではカテゴリーを「投稿の大分類」と定義しています。でもコンテンツが増えていけば、カテゴリーの中で大量のブログ記事が分類されずに放置されることになります。
ここで登場したのがタグで、本来の目的としては、より細かいところで記事を分類するのに使います。例えば、カテゴリーが「中華料理」でタグが「麻婆豆腐」といった感じです。まとめると…
ということです。だから、あなたがカテゴリーとタグを適切に使えていれば、同じ名前のカテゴリーとタグがある…というような状況は起こり得ません。
カテゴリー:投稿記事を大きな分類でまとめるときに使う
タグ:投稿記事の細かいところで分類するときに使う
カテゴリーとタグには、Webサイトの構造上、他にも違いがあります。例えば…
カテゴリーはその下に子カテゴリーを持つことができます。カテゴリーの中で、さらにカテゴリーを使ってブログ記事を分類できるのです。
例えば、親カテゴリーが「中華料理」とすると、その下の子カテゴリーに「四川」、「上海」、「広東」、「北京」などを入れることができますよね。こんな感じです。一方のタグでは、こういった使い方はできません。
またWordPressでは、すべての投稿記事がいずれかのカテゴリーに属します。もしあなたが記事にカテゴリーを設定しなければ、その記事は「未分類」カテゴリーに属することになります。この未分類カテゴリーは、お客さんにとってみれば何の意味もありません。ブログをupする前には、必ずその記事を適切なカテゴリーに分類するようにしましょう。
一方タグの方は、必ずしもつける必要はありません。もしブログを始めたばかりでタグでの分類が必要ない場合や、つけるのが面倒な場合は、そのまま放置でも構いません。
機能上は両方とも数に上限はありません。なので、あなたが望むならいくつでもカテゴリーやタグを作ることができます。
ただ、これらの数とWebサイトの使いやすさは別問題。例えば、無制限にタグをつけまくっていると、いつの間にか画面がタグだらけになって、目的のタグを探す方に苦労する…といったことが起こり得ます。大抵そういう場合って、タグ付けされているコンテンツが1つや2つだったりするんですよね。これならわざわざタグ付けする意味がありません。
同じように、カテゴリーも必要以上に数が多くなってしまうと、お客さんの方で適切なカテゴリーを選ぶのが大変になってしまいます。なので、親カテゴリー・子カテゴリー含めて、せいぜい8〜10カテゴリーくらいまでにしておくのが無難だと思います。
あなたのWebサイト内でカテゴリーとタグを上手に使えば、お客さんを混乱させずに目的のコンテンツへ案内することができます。しかし使い方がめちゃくちゃであれば、かえってお客さんは混乱してしまいます。
同じことがGoogleに対しても言えます。カテゴリーやタグで整理されたWebサイトは、Googleにとってもコンテンツの価値をきちんと判断しやすいのです。整理が行き届いていなければ、Googleのクロールがうまくいかずに、検索結果になかなか反映されなくなってしまうかもしれません。
カテゴリーとタグの使い分けは、お客さんのユーザーエクスペリエンスにもSEO対策にも関わる重要な部分です。しっかりマスターして、使い勝手の良いWebサイトを作っていきましょう。
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AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。