SEO対策

SEO対策として効果的なURLの決定方法と注意点

永久使用URLと一時使用URL:SEO対策として効果的なURLの決定方法と使い分け

今やコンテンツのURLにキーワードを詰め込んでもGoogleは評価しませんが、それでもURLは何でも良いというわけではありません。

検索順位を上げるためには優れたコンテンツが必要ですが、上位に表示されたコンテンツ同士での熾烈な競争に勝つためには、そのコンテンツがお客さんの役に立っていることを示さなければなりません。例えばお客さんの高評価レビューだったり、検索結果画面からの高いクリック率だったり…これらの評価を少しでも上げるためには、URLもコンテンツの内容に見合ったものにしなければなりません。

そのURLですが、大きく2種類の決め方があるのをご存知ですか?今回はその2種類のURLの使い分けのお話です…

その2種類のURLとは、簡単に言うと「一時的に使う使うURL」と「ずっと使うURL」です。この記事では「一時使用URL」、「永久使用URL」として区別しますね。この一時使用、永久使用というのは、URL自体に使用期限があるという意味ではなく、コンテンツの内容で一時使用か永久使用かが決まってきます。

どんな時に一時使用URLを使うべきか

例えば、あなたが2019年秋に大きなイベントを開催することになり、Webサイトの1ページを使って広告を作ることになったとします。めちゃくちゃお金をかけてランディングページを作成し、PPC広告やFacebook、Twitterで広告を拡散して、結果的に多くのお客さんが来てくれてイベントは大成功!でも、イベントが終わった後は、どうあがいてもそのページはお客さんの役に立つページではなくなってしまいますよね。

このようなページには、一時使用URLをつける方が望ましいと考えられます。具体的には、スラッグを…

/イベント名-2019/

のようにすると、URLを見ただけでお客さんも2019年のイベントに関するページだということがわかるので便利ですし、あなたが毎年イベントを企画するならスラッグの最後の数字を2020、2021…と替えるだけで今後のランディングページのURLは決定です。

どんな時に永久使用URLを使うべきか

一方、そのコンテンツを今後もずっと使っていく場合は永久使用URLを使います。例えば、あなたがウリにしている商品やサービスの紹介ページ。上のイベントの例とは違って、あなたがその商品やサービスを停止しない限り、そのページに使用期限はありません。こんな場合は、スラッグもシンプルに…

/商品やサービス名/

とつければいいでしょう。

永久使用URLを使う時にあなたが注意すべきこと

ここまでの話を読んで、「そんなの当たり前じゃん!」と思いましたか?確かにその通りです。でも、ここから先の話は意外と盲点になっていることが多いのです。実際、僕も一度やらかしましたし。その盲点とは何か?というと…

例えば、お客さんに向けた上質な情報発信を目的としたブログ記事があります。あなたが精力込めて作成した記事で、Googleでもターゲットキーワードで検索トップ10入りを達成しました。幸いお客さんからも評価が良く、Facebookの「いいね!」も多く集まっています。

でも、その後の時間経過とともに、どうしてもコンテンツの内容が時代遅れになってくることがあります。あるいは、追加の情報が必要になることもありますね。そんな時はコンテンツの書き換えが必要なのですが、新コンテンツの内容とURLがどうしてもマッチしなくなるとわかったら、あなたはどうしますか?

僕がこれと同じ問題に気付いた時にどうしたかというと、元の内容をベースにして

コンテンツとURLを作り換え、元のページから新しいページへ301リダイレクトを設定しました。こうすると、徐々にですが旧ページで獲得したGoogleの評価は新ページの方に移行されるので、検索順位には大きな影響はありません。ただ、旧ページで獲得したFacebookの「いいね!」などのソーシャルシェアは引き継がれないので、あなたは新たに「いいね!」を集めなければならなくなるのです。

こんなミスを避けるために、永久使用URLを使う時には、将来的なコンテンツの書き換えを意識したURLにしなければなりません。記事の書き換えをした後でも同じURLを使えるように、スラッグをあまり具体的な内容にしすぎないことが大切です。

内部リンクは永久使用URL中心に集めましょう

そして、あなたのWebサイトに内部リンクを貼る時には、永久使用URLのページに優先的に貼っていきます。こうして永久使用URLのページの重要度を相対的に上げていくことで、長期的な視点でWebサイト全体がGoogleのアルゴリズム変更にも強くなっていきます。

別の言い方をすれば、このような長期的な視点を持ちながら1つ1つコンテンツを作っていくことが重要ということです。自分で言っていてなかなか厳しいことだと感じますし、完全にURLの書き換えを避けるのは難しいでしょうが、将来の僕たち自身の負担を減らすためにも常に意識しておく必要があるのではないか…と思います。

関連記事:ドメイン名にキーワードを入れるとSEO対策になるの?実際は…

大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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大堀 僚介

全米コピーライター協会(AWAI)認定コピーライター SEO content institute認定SEOライター 何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。 さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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