今回の記事は、一般の人にとってはかなりマニアックな内容になっています。でも、本気でSEOに取り組むとなるといずれ悩むことになる参照ドメインという言葉…これがSEO対策においてどんな意味を持つのか、できるだけわかりやすく解説していきます。
目次
参照ドメインとは、あるwebページAに貼ってある外部リンクのリンク元・webページBのドメインのことです。WebページBがwebページAの記事を参照しているということで、webページBのドメインを参照ドメインと呼びます。
例を挙げますね。このSuper Clear ContentsのページのどこかにYahoo!が外部リンクを貼ってくれたとします。この時、Yahoo!のドメインであるyahoo.comがSuper Clear Contentsにとっての参照ドメインとなります。
参照ドメインと被リンクは、似ているようでちょっと違います。上で説明したように参照ドメインはリンク元のドメインを指すのに対して、被リンクはドメイン元から貼られているリンクそのものを指します。
ここも例を挙げる方がわかりやすいでしょう。Super Clear ContentsがYahoo!から被リンクをもらったとします。この時、Super Clear Contentsは被リンク+1、参照ドメイン+1を獲得したことになります。
続いて、Super Clear ContentsがIBMから被リンクをもらったとします。するとSuper Clear ContentsはYahoo!と合わせて被リンク+2、参照ドメイン+2の獲得となります。
ところが、その後Yahoo!がもう一度Super Clear Contentsに被リンクを貼ってくれたとします。この時、被リンクは+1としてカウントされますが、同じyahoo.comからのリンクなので参照ドメインにはカウントされません。つまり、合計で被リンク+3、参照ドメイン+2となります。
こんな感じで、被リンクが集まってくると参照ドメインの数と被リンクの数は少しずつ離れていくことになります。そして、常に被リンクの数が参照ドメインの数より上(あるいは同じ)となります。
被リンク獲得がSEO対策に重要なことは以前の記事で説明しました。同様に、参照ドメインの獲得もSEO対策には重要です。
実際、SEO対策用ツールを提供しているAhrefsの(10億ページを対象とした)調査において、参照ドメインが1つもないwebページの90%以上はGoogleからのトラフィックがないことがわかっています。
この調査からも、参照ドメインが1つもない状況ではGoogleのオーガニック検索でトラフィックを集めるのは非常に難しいということが言えます。
また、同じAhrefsの調査で、参照ドメインの数とオーガニック検索からのトラフィックとの間に相関関係があることも知られています。あくまで相関関係なので絶対!というわけではありませんが、参照ドメインを多く集める方がSEOでライバル社に勝てる可能性が高くなるということは言えそうです。
ここでちょっと考えてみてください。同じ被リンク10個でも、参照ドメインが1の場合と10の場合とでは効果が違うのでしょうか?
参照ドメインを10個集めるには、webサイトオーナー10人にリンクをお願いしなければならないので、ムチャクチャ大変です。それよりも、同じ人を説得して10個のリンクを貼ってもらう方がずっと簡単ですよね。
この問題の回答となるような信頼できるデータを今僕は持っていないのですが、SEOの専門家の間では…
同じドメインからの被リンク10個と別々のドメインからの被リンク10個では、後者の方が圧倒的に価値が高い
と言われています。
誤解して欲しくないのですが、同じドメインから複数のリンクをもらっても意味がない!とまでは言っていません。同じドメインからの複数リンクでも、リンク1つだけよりは効果に期待が持てます。
でもそこは世の中と一緒で、たった1人による強い推薦よりも、複数の人間からの推薦をもらう方がGoogleに信頼してもらえやすいということです。被リンク集めをする時には、できるだけ多くの参照ドメインを集められるようにプランを練っていきましょう。
いかがでしたか?今回の記事では、参照ドメインと被リンクの細かな違いを解説しました。
でも、そもそも参照ドメインどころか被リンクを集めるのがすごく大変ですよね。参照ドメインや被リンク集めについて悩んでいることはありませんか?参照ドメインや被リンク集めなら、僕も少しお役に立てるかもしれません。もし助けが必要なら、お気軽にお問い合わせフォームからメッセージを送ってください。
AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。