SEO対策について知識のある人であれば、Googleにきちんとwebサイトの価値を評価してもらうためには内部リンクが重要だということを理解していることと思います。でも、実際どうやって内部リンク対策をしていけばいいのか、ネットで調べてもあまり出てきませんよね?
そんなわけで、今回は内部リンク最適化を考えるときにやるべき3つの対策について説明します。ここに書いてあることさえ意識して最適化を行えば、少なくとも内部リンクの貼り方を間違えて大損をすることはなくなるはずです…
目次
内部リンク最適化の対策法1:リンクジュースの概念を理解する
内部リンクの最適化を行うためには、まずリンクジュースの概念についてしっかり理解しておかなければなりません。
リンクジュースとは、あるページAから別のページBに向かって、dofollowリンクを介してSEO効果のある価値が流入する現象をいいます(このSEO効果のある価値のことをPageRankと呼びます)。このとき、ページBはページAからSEO的価値を受け取って自らの価値が上がるのに対し、ページAは被リンクを介して自分の持っている価値をページBに渡すことにより、自らの価値が下がると考えられています。
このリンクジュースの概念を考えると、あなたのサイトでSEO的な価値を高めるには…
- できるだけ多くの外部サイトから被リンクをもらう
- 自分のサイトから余計なリンクジュースを漏らさない
この2つが重要だということになりませんか?この考え、細かい部分では専門家の間で諸説あるものの、大筋の部分では間違っていません。なので、これからあなたが取り組むべきことは…
リンクジュースの取りこぼしをできるだけ少なくするためのリンク網構築
ということになります。
内部リンク最適化の対策法2:サイト内の重要ページを中心とする内部リンク網を構築する
リンクジュースの話が理解できたら、実際に内部リンクをどのように構築すべきかを考えていきましょう。
上で説明したように、内部リンク構築の目的は…
ことにあるので、この目的をしっかり達成できるように内部リンク網を構築しなければなりません。
そのためには、まずあなたのサイト内で特に重要なコンテンツをいくつかピックアップしましょう。ここでピックアップするコンテンツは、外部からの被リンクを集めるためのコンテンツですから、十分に質の高いコンテンツでなければなりません。
重要コンテンツをピックアップしたら、そこから内容的に関連のある別のコンテンツに内部リンクを貼ります。そしてそのリンクを貼った別のコンテンツから、さらに関連のある別のコンテンツにリンクを貼ります。これをひたすら繰り返して、重要コンテンツをピラミッドの頂点とする内部リンク網を構築するのです。
こうすることで、重要コンテンツを頂上とするピラミッドのような内部リンク網が構築できるはずです。これが構築できれば、重要コンテンツで獲得できたPageRankが効率よく他のページに分配できます。
イメージとしては、シャンペンタワーのような感じです。一番上からリンクジュースを注いでいって、頂上のグラスから少しずつ下のグラスにPageRankをお裾分けするイメージ。1つのページに集められるPageRankも上限がありますし、1つのページにPageRankを集中させるよりは各ページに分配する方が、長い目で見たらずっとお得です。
また、ピラミッドの下層にあるページで被リンクをもらったときのことも考えて、各ページからそれより上位のページに内部リンクを貼って、シャンペンタワーのより上位層からジュースを流せるようなルートを作っておくのも大切です。
内部リンク最適化の対策法3:余計な発リンクを削除する(またはnofollowリンクを活用する)
リンクジュースの効果を最大限に享受するしくみと同時に、自サイトからのPageRank流出の阻止を最小限にするしくみも構築しなければなりません。被リンクであなたのサイトがPageRankを受け取れるのと同様に、発リンクでPageRankを失うからです。
とは言っても、あなたのサイトの全ページから発リンクを無くせば良いか?というと、事はそんなに簡単ではありません。というのは、Googleはリンク先の情報もアルゴリズムで調べていて、「参考資料として適切なページにリンクが貼ってあること」もコンテンツの質判断の基準に含まれているからです。
なので、コンテンツの説得力を増すために必要なリンクは、そのままdofollowリンクとして残しておかなければなりません。一方で、コンテンツの内容とあまり関係のないリンクが貼ってあるのであれば、それらをすべて削除するか、nofollowリンクにすることが望まれます。
これは内部リンクについても同様です。オーガニック検索で上位表示を狙う必要がないページにdofollowリンクを貼っていませんか?そのリンクを介してリンクジュースを流すことは、不要なページにPageRankを取られてしまうことになり、webサイト全体にとって好ましくありません。もしあなたのサイト内にこのようなリンクがあるのなら、今すぐ削除するかnofollow設定に変更することを強くおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?今回は内部リンクの最適化について、具体的にやるべき3つの対策法を説明しました。この記事が少しでも日々のSEO対策のお役に立てたら嬉しいです。
内部SEO対策について、他に知りたいことはありませんか?今後の記事作成の参考にさせていただきますので、お気軽に下のコメント欄に一言残していってください。
大堀 僚介(Ohori Ryosuke)
AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。
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