SEO対策

画像コンテンツがメインのページにどうSEO効果を付け加えるか?

画像コンテンツがメインのページにどうSEO効果を付け加えるか?

画像コンテンツはテキストよりもメッセージ性がはるかに強く、上手に使ってWebサイトを作成すれば…

  • 見た目で記事が魅力的になる
  • 記事の説得力が増す
  • 記事を短くできお客さんの読む労力が減る

などの効果が期待でき、お客さんにとってもより魅力的なWebサイトができあがります。一般的にどのような手法が使われているかというと、

  • 記事を魅力的にするために、アイキャッチ画像を使って記事をクリックしてもらいやすくする
  • 記事の説得力を増すために、グラフや表を挿入して、あなたの主張の根拠を示す
  • 記事を短くするために、ビデオで商品のデモンストレーションを行い、商品の効果を示す

といった感じです。その気になって見れば、きっとあなたもいろいろなテクニックをインターネット上で見つけられるはずです。

ただ、画像を豊富使えばより強力なコンテンツになるかというと、残念ながら使いすぎるとあるデメリットが目立つようになってきます。そのデメリットとは…

SEOの効果が期待できなくなる

という点です。

なぜ画像メインのページでSEO効果が期待できないのか

それは、現時点ではGoogleが画像の中身を正確に判断できないからです。特に使われる画像がオリジナルなものであれば、Googleが画像の中身を判断するのが難しくなってしまいます(無料の画像ダウンロードサイトから手に入れた写真などは、他の人がどのような使い方をしているかを参考に、ある程度Googleは判断できます)。

例えばこのように、コカコーラが注がれたコップとボトルの画像があるとします。お客さんからすれば、文字がなくても画像を見るだけでコーラの量がわかり、氷で冷やされているのがわかり、どんな味がするかを想像できます。その分あなたはコンテンツで余計な説明を省くことができ、お客さんにとってもストレスの少ないページにできます。

一方Googleにとっては、この画像で判断できるのは画像に付け加えたキャプションなどの短い文字コンテンツのみ。それだけでは、Googleは画像の真の価値をきちんと判断できません。今後技術が進んでいけば解消できる可能性のある問題ですが、少なくとも現時点では文字を介してでないとGoogleに正しい情報を伝えられません。

この問題は、ある種のコンテンツを作成しようと思った時に大きな障害となり得ます。例えば写真家やイラストレーターのギャラリーページ、建築業者の建築施工例や建築の進捗状況をお知らせするページなどです。これらのコンテンツは、文字ではなく画像を使っていかにお客さんに魅力を伝えるかが命です。しかし、お客さんとあなたとの間を仲介してくれるはずのGoogleにはその魅力が理解できず、検索エンジンで上位表示が非常に困難で、その結果お客さんにページを見つけてもらえないという悲しい状況になってしまうのです。

画像メインのギャラリーページにSEO効果を付け加える方法

もしあなたがこんなページを持っている場合、お客さんに見つけてもらうにはFacebook広告にかけるなど追加の策を考えなければなりません。その分お金がかかってしまいますし、何よりせっかくのコンテンツをそのままにしておくのはもったいなくありませんか?

実は、このような画像コンテンツにSEO効果を持たせる方法が2つあるのです。もしあなたのページでこのどちらかを取り入れることができそうなら、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

1. お客さんに文字コンテンツをつくってもらう

写真や絵のギャラリーサイトでは、SEO効果をねらって長文のWebコピーライティングをすると、かえって不自然なページになってしまいます。だからといって諦める必要はありません。作品を見てくれた人に自然な文字コンテンツを作ってもらえばいいのです。

具体的にどうするかというと、作品の下にお客さんの感想を書いてもらうのです。こうすると感想文にSEO効果が働きますので、理論上感想が増えるほどそのページのSEO効果は高まっていくことになります。そのページにコメント欄をつけて、あなたの親戚や友人にレビューをお願いしましょう。仮に1人100文字と考えて、10人が感想を書いてくれればそれだけで1000文字のコンテンツができあがります。

この問題については、今年3月にGoogleの中心メンバーであるJohn MuellerがAsk Me Anything on Redditというサイトの中で以下のように回答しています。

What I’d recommend there is to find a way to get more content onto the page. A simple way to do that could be to let people comment.

もちろん通常のコンテンツ作成のように、特定のキーワードを対象にしたSEO対策はできませんが、お客さんが別の検索をしているときにたまたまあなたのページを見つけて、興味本位でクリックするということは起こり得ます。

2. ビフォーアフターのストーリー仕立てにする

あなたの仕事の成果を示す方法としてビフォーアフターの比較写真を載せることは非常に効果的です。これを一歩進めて、写真を生かしながらストーリー形式で事例報告にコンテンツを作り替えると、お客さんに対しても目的が果たせるだけでなくGoogleにもそのページの価値が正しく伝わるようになります。

リフォーム業者などビフォーアフターを画像で提示できるのであれば、この方法は非常に強力な解決法です。ストーリー仕立てにすることで作業の行程などが自然な流れで説明でき、将来のお客さんが抱える不安の1つが解消されるとともに、あなたの企業への信頼感を強めるというプラスの効果も期待できます。

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大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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大堀 僚介

全米コピーライター協会(AWAI)認定コピーライター SEO content institute認定SEOライター 何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。 さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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