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自己紹介ページ作成法:お客さんの信頼を獲得するための7つの注意点

自己紹介ページ作成法:お客さんの信頼を獲得するための7つの注意点

Googleによる2018年の検索品質評価ガイドラインの改定により、いわゆるYour Money or Your Life (YMYL) サイトと呼ばれるWebサイトを中心に、検索順位に大きな混乱が起こりました。ガイドラインの改定により…

  • そもそも情報発信者が信頼できるのか?
  • 彼らは本当にその分野について詳しく知っているのか?

などなど、これまで以上に情報そのものや、情報発信者の信頼性が問われるようになったのです。

今回の記事では、あなたの信頼性をどうやってお客さんに(そしてGoogleに)アピールしていくかを考えます。その舞台となるのが、今回のトピック「自己紹介ページ」です…

お客さんの信頼を失う7種類の自己紹介ページ作成例

「自己紹介ページを作成して信頼性を高める」と言っても、特別難しいことを考える必要はありません。ただシンプルにわかりやすく、あなたの経歴や商品・サービスの紹介をすればいいのです。

でも実際には、お客さんの信頼を獲得できずに、ただそこに存在するだけの自己紹介ページも多くあります。お客さんが最もよく訪れるページの1つであるにも関わらず、その存在意義がWebサイトのオーナーにきちんと認識されていないのです。

あなたのWebサイトでは、これから挙げるような不適切な自己紹介ページを作っていませんか?

失敗例1:自己紹介ページがない

あなたはすでにデザイン性の高いWebサイトを持っていて、そこで提供するコンテンツもクオリティーが高く充実しています。では、なぜ自己紹介ページを作らないのでしょうか?

   単に忘れていたから?

それとも、

   お決まりのページで役に立たないと思っているから?

それとも、

   自己紹介ページとしてではなく、もっとおしゃれなページにしたいから?

理由はどうあれ、Webサイトに自己紹介ページがないのは大きなマイナスです。お客さんが欲しがっている情報である以上、Webサイト上にわかりやすく表示すべきです。また、お客さんが戸惑ってしまうような小洒落た表現も避けるべきです。お客さんが頭の中で戸惑うほど、あなたのWebサイトから他に逃げてしまう可能性が高まるのです。

失敗例2:あなたの名前やプロフィールが書いてない

例えばちょっと贅沢をして、今日の夜に会席料理を食べに行くとします。予算は2万円。家の近くをインターネットで検索すると、料理の鉄人 道場六三郎さんのお店と、誰だかわからない人のお店がヒットしました。あなたなら、どちらのお店に行きますか?

上の話はかなり内容を単純化していますが、結局こういうことです。せっかくお金を払うのだから、その金額に見合ったいい体験をしたいですよね。でも、自分の知らない店に行く場合、必ずそこでいい体験をできるという保証はありません。その不安をできるだけ小さくするために、お客さんはサービス提供者の情報を調べます。

相手が道場六三郎だとすると、ほとんどの板前さんにとって「相手が悪い」ということになります。でも、競争相手が自分と同じく無名の存在だったらどうでしょう。板前の経歴を開示するのとしないのと、どちらの方がお客さんに安心してもらえそうですか?

Googleも一般のお客さんと同じように、あなたのサイトを見ています。もしあなたのWebサイトで名前やプロフィールを載せていないと、Googleはあなたの発信する情報を「最も質が低い」と判定します。その結果、検索順位で不利に扱われる可能性が高くなります。

自己紹介ページであなたの名前(ビジネスネームでもOKです)、学歴、認定資格、受賞歴などを、可能な限り開示しましょう。もし他のサイトであなたの経歴を保証する内容のページがあるなら、自己紹介ページからそのページにリンクを貼っておきます。こうすると、お客さんだけでなくGoogleにも、あなたの信頼性を正しく判断してもらえるようになります。

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失敗例3:あなたの顔写真が載っていない

今のご時世、インターネット上で後悔しているすべての情報が、第三者に悪用されるリスクをはらんでいます。それが本人の顔写真となると、受けるダメージは計り知れません。なので、僕もあなたに顔写真の公開を勧めるつもりはありません(実際僕も出してませんし)。

ただ、顔写真があれば、お客さんに対する信頼性がさらに高まることは事実です。顔写真とコンテンツの文体から、お客さんはあなたという人間をより鮮明にイメージできます。実際お会いすることになっても、人混みの中からすぐにあなたを見つけてもらえるようになるでしょうし、その後の会話もスムーズに進むのではないでしょうか。

特に副業としてWebサイトを立ち上げている人にとっては、顔写真の公開はとてもハードルが高いものです。そんな時は、無理する必要はありません。でも、顔写真にはお客さんとのコミュニケーションをスムーズにする効果がありますので、状況が許すなら試してみてもいいと思います。

失敗例4:テンプレートのようなお決まりの文章が書いてある

大企業のWebサイトに社長さんの挨拶が載っていたりしますよね。どこでもいいので、一度開いて読んでみてください…どうですか、退屈になりませんでした?

せっかくお客さんに見てもらうのですから、読んだお客さんに悪い印象を与えたくないですよね。それどころか、読んで気持ちよくなってくれたら、あなたの商品・サービスの購入に一歩前進するかもしれません。

でも、「何か面白いことをかかなきゃ…」とプレッシャーに感じる必要もありません。別にウケ狙いをしなさい!と言っているわけでもないのです。

ここで大切なのは、文章を通じてあなたの人柄が伝わることです。テンプレートのような堅苦しい言葉ではなく、あなたが普段使っている言葉を使って文章を作りましょう。できる限り専門用語を避けて、素人でも理解しやすい内容の文章にするのです。

文体は、お客さんがあなたの人柄を判断するための貴重な判断材料の1つです。というか、顔写真がなければ、お客さんにとっては唯一の判断材料と言っても過言ではありません。もし顔写真を載せないのであれば、なおさら文体を意識して自己紹介ページを作る必要があります。

失敗例5:動画に頼りきったデザイン

ビデオを使ってお客さんに語りかけるのは、とてもいいアイデアです。ほとんどの人はビデオを見るのは好きですし、内容だけでなく語り口などからも、あなたの人柄が理解しやすくなります。

でも、世の中のすべての人が動画を望んでいるわけではないことを知っておく必要があります。

例えば聴覚障害者…ビデオを流しても、あなたが何を言っているのか伝わりません。あるいは、ネット環境が悪い場合。動画をダウンロードするのに時間がかかってしまい、お客さんをイライラさせてしまうかもしれません。

そんなわけで、動画を使った自己紹介ページをデザインする場合でも、重要なポイントはテキストの併記が望まれます。また、データ容量を軽くする意味でも、できるだけ簡潔な内容で、再生時間の短いビデオにすべきです。

失敗例6:ストーリーがつまらない

人間はストーリーが大好きです。ストーリーは読者を引きつけ、表立って説得しようとせずに、相手の考えを変えてしまうほどの力を持ちます。その説得力は今まで数々の研究で証明されていますし、ストーリーの力をビジネスに応用して成果を上げようとする人も多く出てきています。

でも残念ながら、ストーリーならどんなものでもOK!というわけではありません。

興味のない内容のストーリーを読まされるのは地獄です。しかも、それがダラダラと長く続くものだったら…あなたなら、そのストーリーを最後まで読みますか?

もしストーリーを使うなら、そのページを開くお客さんが何に興味を持っているか?を想定して作りましょう。そこにあなた自身のストーリーをかぶせて、さらにあなたに仕事を依頼するとどんなメリットがあるのか?を一緒に伝えられる文章が理想です。

失敗例7:自己中心的な内容になっている

勘違いしやすいところですが、自己紹介のページとはいえ、お客さんのために作るという視点を忘れてはいけません。

例えば、2番目の項目で「あなたのプロフィールや受賞歴、資格などを載せる」と書きました。でも輝かしい経歴を載せた結果、あなたが自慢するだけの内容になってはいけません。そうではなく、お客さんの問題解決に役立たせるために、あなたの実力を示す客観的な情報として載せるのです。

自己紹介ページは、あなた自身について語る場所です。でも、それを読んでくれたお客さんにとって役に立つ内容でなければなりません。

  • あなたはどんな問題を解決できますか?
  • その問題を、どんな方法で解決できますか?
  • 今までどんなお客さんと仕事をしてきましたか?

などなど、お客さんが興味を持ちそうな内容について話しましょう。あなたがお客さんにどんな手助けができるのか…自己紹介ページと言えども、お客さんが欲しいと思うような情報を発信する必要があるのです。

大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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大堀 僚介

全米コピーライター協会(AWAI)認定コピーライター SEO content institute認定SEOライター 何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。 さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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