SEO対策の専門家の中には、
あなたがターゲットにするキーワードをドメイン名に入れるべき
とアドバイスする人がいます。何を言っているのかというと…
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例えば、僕がが企業に対する経営コンサルティングをしているとします。Webサイトは当然、コンサルティング事業をメインに構築します。お客さんがGoogleやYahoo!で「コンサルティング」と入力・検索した時にオーガニック検索で上位表示されるように、Webサイト全体のコンテンツに適切なSEO対策を講じます。
このとき、Webサイトのドメイン名（www.◯◯.comのことです）を、
キーワード型ドメイン｜https://consulting.com
にする方が、
ブランド型ドメイン｜https://ryosukeohori.com
にするよりも検索結果で上位表示されやすくなる…ということです。
比較的昔から活動しているSEO対策の専門家に、こう提案する人が多いようです。一方、比較的キャリアの浅い専門家では、この対策は効果がないと主張する人が多数派です。
この問題、結構前から業界で議論されてきたのですが、GoogleのJohn Muellerがこの問題について3つのコメントを残しています…
彼は「ドメイン名のキーワードは検索ランキングの評価基準に含まれない」とは明言していませんが…少なくともキーワード型ドメインもブランド型ドメインも検索結果に差はないと主張しています。
問題は、この発言をどうとるか…実際、過去には明らかにキーワード型ドメインが検索順位で有利な時代がありました。まだGoogleのアルゴリズムが未発達だった頃の話です。それからアルゴリズムが急速に進歩し、今では小手先のテクニックにだまされず、コンテンツの質を正当に判断できるようになっています。今では、その評価基準が200以上もの要素で構成されていると言われています。
その結果、キーワード型ドメインの優位性が薄らいできたことは断言できます。ただ、その優位性が完全に消失したかどうかは、Google内部の人でないとわからないのです。
おそらくキャリアの長い専門家は、「少しでも検索結果で有利になる可能性が残っているなら…」という意味合いで、キーワード型ドメインを勧めているのでしょう。それに対して最近の専門家は、「あってもわずかな影響しかないのであれば、他にもっとやるべきことがあるはず」という立場をとっているのです。
つまり、どちらの主張もあながち間違いではありません。最終的には、それを決めるあなた次第というわけです。
これも一部の人には信じられていることですが…キーワード型ドメインの方が、ブランド型ドメインよりも早く検索順位が上がるという噂があります。
これについても、Johnはその効果をはっきりと断言したわけではありませんが…言葉の裏を読めば、おそらくどちらもランキング入りまでかかる時間に大差ないと言いたいのでしょう。
…他の新しいWebサイトと同じように、時間はかかります。明らかに、ランク付けされているWebサイトの多くにキーワードが含まれています。でもこれは、彼らが何年もの間じっくり取り組んできた結果なのです…
by John Mueller
Johnはビデオの中で、今の検索順位とキーワードの有無に関連がないとも述べています。
実際やってみるとわかります。Googleを開いて、検索ボックスに「本」と入力して検索します。すると…
検索結果画面で1位と2位に表示されたのはAmazonです。ドメイン名はwww.amazon.co.jpで、典型的なブランド型ドメインです。その下に出てきたのは楽天ブックス。ドメイン名はbooks.rakuten.co.jpで、キーワード型ドメインです。そして第4位はWikipedia（ja.m.wikipedia.org）、第5位は紀伊国屋（www.kinokuniya.co.jp）…少なくとも、ブランド型ドメインでも検索上位を十分獲得できることはわかります。
つまり、検索エンジンに向けたSEO対策としては、ドメイン名でのキーワードの有無は必須ではないということになります。でも、お客さんに向けてはどうでしょう？実は、次のような違いが出てきます…
キーワード型ドメインを選ぶメリットとしては、お客さんがドメイン名を見てどんなWebサイトかがわかるようになります。
例えば、お客さんが経営コンサルタントを探してGoogleで検索して、たまたま僕の作ったコンテンツが検索結果のトップ10入りしたとします。ただ、僕は経営コンサルタントとしては全く無名の存在。リストアップされたタイトルやメタディスクリプションを読んでも、何となく怪しい存在を抜けきれません。
こんな時、一緒に表示されるドメイン名がconsulting.comだったら、お客さんがそこをクリックするために、少しは背中を押してくれそうです。一方ryosukeohori.comだったら、別のコンサルタントを探しにいく可能性大でしょう。
このように、キーワード型ドメインを見たお客さんが、自分の抱えている問題と関係があると思いやすくなるんです。その結果、わずかかもしれませんが、クリック率の増加が期待できます。
一方、デメリットとしては…世の中に「consulting」という単語が入ったドメイン名がいくつあるのでしょうか？
お客さんに口でドメイン名を伝えても、なかなか覚えてもらえなさそうです。僕のところに来るはずのお客さんが、他のコンサルタントのWebサイトと間違えてしまって、そっちに行ってしまうなんて笑えない話もあるかもしれません。
このように、同じようなドメイン名がたくさんあるところで勝負すると、いつまで経ってもあなたは目立てないというリスクがあります。やっぱり目立たないと、世の中でのブランド価値は高まっていきません。あなたがいい仕事をしていたとしても、ライバルの中で埋もれてしまったままズルズルいってしまう可能性もなくはないのです。
ドメイン名は、一度決めてしまったら、基本的にずっとそのまま使っていかなければなりません（途中で変えることもできますが、SEO対策としては結構なダメージを被ります）。この記事を参考にして、後悔のないようにじっくり考えてドメイン名を決めてください。
P.S. ドメインの最後につく.comや.net、.jpなど（トップレベルドメインと言います）、この部分の選び方でSEO効果は変わってくるのでしょうか？その答えは、この記事を読めば一発解決です…
【サイト運営】ドメインの付け方とポイントと注意点 | HSUGITA.NET
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AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。