そんなあなたに向けて作成したのが今回のコンテンツ。誰でも無料で使える高機能なSEOツール全15種類をご紹介します。
もちろんSEO対策をサービスとして提供している僕のような人間は、高額な使用料を払ってでも有料SEO対策ツールを使って日々SEO対策を行っています。でも、今は無料SEOツールでもかなりの高機能なものが多く出回っていて、有料ツールを使っている僕がそのハイパフォーマンスにビビってしまうほど。これらの無料ツールを使いこなせるようになれば、もしかしたら有料ツールを使っている僕たちに匹敵するレベルのSEO対策もできてしまうかもしれません。
もしあなたがそんな状態を目指して日々webサイト管理を行なっているなら、きっと今回の記事はお役に立てるはずです。ぜひ最後までこの記事を読んで、今後のあなたのSEO対策に役立ててください…
目次
世の中には数多くの無料SEOツールが広まっていますが、それらを機能で大まかに分類するとキーワード選定ツール、コンテンツ作成ツール、検索順位チェックツール、内部対策ツール、外部対策ツール検索順位チェックツールの5種類程度に分類されます。
それらのツールの中でも、この記事ではまずGoogleが公式にリリースしている5つのツールを別扱いで紹介し、その後におすすめの無料SEOツールを機能別に紹介することにします。
Googleが一般向けにリリースしているSEO対策用チェックツールとして、ここではGoogle Search Console、Googleアナリティクス、キーワードプランナー、Googleトレンド、PageSpeed Insightsの5つをご紹介します。
SEO対策を始める上で真っ先に使い方をマスターすべきツールと言っても過言ではないのが、このGoogle Search Console。日々の自サイトへのトラフィック分析やキーワードの検索順位とその変動、クリック率、被リンク数の確認など、SEO対策をしていて重要となってくるデータの多くがこの分析ツールで手に入ります。
Google Search Consoleの使い方についてはリンク先の記事で詳しく紹介していますので、そちらをご参照ください。
Google AnalyticsはGoogle Search Consoleと並ぶSEO対策の有力ツールの1つで、自サイトにやってきたユーザーの動向がわかるアクセス解析ツールです。
ユーザーがどこから自サイトにやってきてどこから離れていくのか、サイト内の滞在時間や離脱率などをこのツールで分析し、改善が必要なパフォーマンスの悪いページを見つけ出すのに使います。
Googleキーワードプランナーは、Googleの提供する無料キーワード選定ツールです。ただ、このツールを使うためにはGoogle広告への登録が必要で(その際クレジットカード情報も求められますが、そのまま無料で使えます)、PPC広告を出さずに無料で使うにはやや敷居が高いツールです。
Googleキーワードプランナーでは、Googleで実際に検索されたキーワードのバリエーションや大雑把な月間検索ボリューム、キーワードの競合性(難易度)などを教えてくれます。Google広告で有料の広告を出す人であれば無料版よりも詳細なデータを提供してくれるので、そんな人にとっては特に重宝するツールになっています。
Googleトレンドは、ターゲットキーワードの検索トレンドを調べることができるツールです。
最近ユーザーによく検索されている人気急上昇中のキーワードを調べたり、同じ意味を持つ複数の言葉のうちでよりキーワードに相応しいものを調べることができます。その他、Googleトレンドの詳しい使い方は別記事にまとめていますので、詳しく知りたい方はリンク先の記事をご参照ください。
PageSpeed Insightsは、webサイトの表示速度を診断するツールです。ボックス内に対象のURLを入力して「分析」ボタンをクリックすると、少しの分析時間をおいてそのサイトの表示パフォーマンスを100点満点でスコア化し、改善が必要な部分を具体的に指摘してくれます。
2021年から導入される新ランキングファクター・Core Web Vitalsへの対応状況を調べるために、PageSpeed Insightsの役割はさらに高まっていくものと考えられます。自サイトに内部対策を施す上で、ぜひともチェックしておきたいツールの1つです。
新しいコンテンツを作成する上で、まず最初にするべきことがキーワード選定ツールでターゲットキーワードの需要を調べることです。
あなたの頭の中でどんなに良いキーワード候補が思い浮かんでも、そのキーワードの検索件数があまりに少なければSEO対策として大きな効果は認めません。また検索件数が十分に多くても、強力なライバルが多すぎる状況では、せっかく作ったコンテンツをなかなかユーザーに見てもらえないかもしれません。
なので、適切な検索ボリュームと難易度の低さを兼ね備えたキーワードで新コンテンツを作成するのが、サイトのトラフィックを増やすカギになり、そのために使うのがキーワード選定ツールです。
以前はキーワード選定ツールはGoogleキーワードプランナー1強という感じでした。しかし今は、キーワードプランナーが出してくれる検索ボリュームがかなりアバウトになって使いにくくなってしまいました。GoogleでPPC広告を出している人には詳しいボリュームを出してくれるのですが、無料で使う身としては正直使い勝手が悪いです。
そんなわけで、特にあなたがGoogleで広告を積極的に出しているという事情がなければ、わざわざGoogleキーワードプランナーを使う必要はないのではないでしょうか。代わりに無料で使える優れたキーワード選定ツールをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
最初にご紹介するキーワード選定ツールはUbersuggestという、アメリカのwebマーケターNeil Patel氏が開発したツール。ターゲットキーワードと国名を入力して検索にかけると、そのキーワードに関連するサジェストキーワードとその検索ボリューム、SEO的な難易度のスコアなどを表示してくれます。
このUbersuggestは本来SEOのプロが使うような高機能ツールで、完全無料で使う場合はサジェストキーワード数の上限があり(検索ボリュームトップから30個まで)、1日3回までしか機能を利用できないという制限はあります。しかし、検索順位でトップ10入りしているページの被リンク数やドメインパワーの指標(ドメインスコア)なども一緒に調べられるので、Googleキーワードプランナーと比較しても全く遜色のない超強力なキーワード選定ツールです。
ちなみにUbersuggestの有料版もかなりお得で、Mozやahrefsなどは最安値のプランでも毎月100ドルくらいするのに対し、Ubersuggestは最安値で29,900円の買い切りプラン(つまり、継続課金なし)が存在します。もしあなたがSEO対策により深く興味を持って、有料のSEOツールが欲しくなったら、このUbersuggestは超おすすめです。
無料のキーワード選定ツールでもう1つおすすめなのが、ahrefsのKeyword Generatorというツールです。
Ubersuggestと同じく、ボックスにターゲットキーワードと国名を入力して検索にかけると、検索ボリュームの多い順にトップ100までのサジェストキーワードとキーワード難易度(トップ10まで)を表示してくれます。
Ubersuggest無料版と比較してのKeyword Generatorの強みは、利用回数に制限がないこと、サジェストキーワードが100個表示されること、GoogleだけでなくBingやAmazon、YouTube用のキーワード選定にも使えることが挙げられます。
一方でUbersuggest無料版にあるライバルページの被リンク数やドメインパワーを示すスコアなどは、このツールでは表示してくれません。でも、同じahrefs内の別の無料ツール・Keyword Difficulty Checkerを使えば、検索順位トップ3までのリンク数とドメインスコアを調べることができます。
純粋にキーワード選定ツールとしてみた場合、できるだけサジェストキーワードを多く抽出したい時や、多くのターゲットキーワードでリサーチしたい時にはahrefsを使い、一度で競合分析まで一緒にやってしまいたい時にはUbersuggestを使うのがおすすめです。
続いてご紹介するのがコンテンツ作成ツール。SEOツールを使って質の高いコンテンツを作成するには、多くの場合高額なSEOライティングツールを使うことになってしまいます。しかし、無料でも全く手が出せないかといったらそうでもなく、限られた機能ですがコンテンツ作成に役立つ無料のコンテンツ作成ツールも存在します。
ラッコツールズの見出し(hタグ)抽出という機能を使うと、ターゲットキーワードでGoogleのトップ10入りしているコンテンツの見出し構造を丸裸にすることができます。
検索ボックス上のh1からh6のチェックボックスを調整することで、各コンテンツの構造の深さをh1タグからh6タグのレベルまで分析できます。また、下の検索ボックスに特定のページURLを入力して検索すると、同じようにしてそのページの見出し構造を丸裸にできます。
この見出し構造の分析がSEOとしてどんな役に立つのか?というと、この分析によって検索順位が上位になりやすいコンテンツの傾向がつかめてくるのです。
多くのライバルサイトで見出しにされているようなトピックは、あなたの作成する新コンテンツでも1つのトピックとして扱う必要があります。その上で、ライバルサイトで扱っていない専門的トピックを探し、それを自サイトのコンテンツに含めるのです。
ファンキーレイティングは、コンテンツの中に出現するキーワードの出現率をチェックするツールです。ボックス内に検索したいページのURLを入力してリターンキーを押せば、そのページ内のタイトルやメタディスクリプションなどとともに、ページ本文に含まれるキーワードの出現率を調べることができます。
今やキーワード出現率の高さが検索順位を押し上げることはありませんが、あまりに出現率が高いコンテンツはGoogleにスパム扱いされる可能性もあります。キーワード出現率をチェックして、高すぎる場合は少し抑え目に記事を書き直しましょう。
Screaming Frog SEO Spider Toolは自サイト全体をクロールして、サイト内の全URL、タイトル、メタディスクリプション、見出しタグなどの設定状況をリスト化してくれるツールです。メタディスクリプションの記載漏れや見出しタグの設定ミス、リンク切れチェックなど、コンテンツ作成後のチェックの目的で使います。
Screaming Frog SEO Spider ToolのサイトにアクセスしてDownloadを選択、検索ボックスに対象となるURLを入力してStartボタンをクリックします。検索ボックス下のタブを使って表示を切り替えて、それぞれの項目にミスがないかを確認していきます。
CopyContentDetectorというツールを使うと、あなたの作った新コンテンツが他のサイトに酷似していないかどうかをチェックできます。
ライバルサイトもSEO対策をしっかり行なっていると、どうしても同じターゲットキーワードで作成する記事が似通ってきます。それはある程度仕方ないことですが、コピペに近い記事になってしまうとGoogleに重複コンテンツと判断されて、検索順位が大きく下がってしまう可能性が出てきます。
そのリスクを軽減するために、CopyContentDetectorで他サイトの記事と似すぎていないかチェックするのです。4000文字の原稿までは無料で使えるので、このツールを使って記事をアップロードする前にコピペチェックする習慣をつけましょう。
内部対策ツールは、自サイトのGoogleの検索順位への反映を妨げる数々の要素を炙り出すために使うSEO診断ツールです。
せっかくコンテンツが良質でも、Googleが適切にクロール・インデックスできなかったり、webサイトの造りが悪かったりすると、そのせいで検索結果に表示されず多くのお客さんを失うといった事態も起こり得ます。そんなことを起こさないために、定期的に内部対策ツールを使って問題点を調べ上げ、何か異常が見つかったら速やかに修正する必要があるのです。
内部対策ツールとして最も重要なツールはGoogle Search Consoleで、各ページのインデックス状況や各種エラーの通知など、サーチコンソールだけで内部対策のかなりの部分はカバーできます。サーチコンソールでカバーできない部分を他のツールで補う形になります。
リンクチェッカーは、自サイト内のページから貼ったリンクが正常に機能しているかどうかを調べる無料ツールです。ボックス内に対象URLを入力して「チェック」ボタンをクリックするだけで、そのサイト内の全ページに貼った内部・外部リンクでリンク切れがないかどうかをチェックしてくれます。
何らかの事情でリンク先のページが削除されてしまうとリンク切れの状態となり、ユーザーにとっての利便性が低下するため検索順位に影響する可能性があります。定期的にリンク切れチェックを行い、リンク切れが見つかった場合は速やかに対応していきましょう。
外部対策ツールは、自サイトに貼られている被リンクについて詳細を調べる目的で使います。質の高い被リンクが多くなればドメインパワーが高まる一方、スパムリンクばかり貼られているサイトでの検索順位下落を懸念する声もあがっています。そのため、自サイトに貼られている被リンクをチェックすることは、SEO対策としても定期的に行う作業の1つなのです。
その被リンクチェックですが、被リンク数とリンク元サイトのチェックだけであればGoogle Search Consoleで事足ります。でもサーチコンソールだけではリンクの種類(dofollowリンクかnofollowリンクか?)や自サイトのドメインパワーがわからないので、それらも含めて詳しくデータが欲しい場合は他のSEOツールを使うことになります。
外部対策ツールとして僕がおすすめするのが、ahrefsのBacklink Checkerというツールです。真ん中のボックス内に対象URLを入力して「Check backlinks」ボタンをクリックすると、自サイトのドメインパワーの指標であるDomain Rating(DR)や総被リンク数、参照ドメイン数、さらにはリンク元サイトのURLやDR、アンカーテキストまでわかってしまいます(100件まで)。
誰もがやっている自サイトの検索ランキングチェックですが、基本はGoogle Search Consoleだけでも十分な情報が手に入ります。上手に使えば「どのページのコンテンツを改善すると、今より多くのアクセスが望めそうか?」なんてこともわかってしまうくらいです。
ただ、中にはサーチコンソールの機能だけでは不十分だったり、サーチコンソールはちょっと使いにくいという場合もあるかと思います。そんな時には、これからご紹介する無料検索順位チェックツールをお試しください。
SEOチェキ!は検索順位チェックツールとしての他にも、コンテンツ内のキーワード出現頻度や特定のページから貼っているリンク先などをチェックできる無料ツールとして、日本のユーザーの間ではポピュラーなSEOツールです。
ここでは検索順位ツールとしてのSEOチェキ!の使い方をご紹介します。タイトル下のタブから「検索順位チェック」を選び…
ホームページのURLと検索順位を調べたいキーワードを3つまで入力して「チェック!」ボタンをクリックすれば、Googleで100位まで、Yahoo! Japanで10位までに入っているかどうかを教えてくれます。
特定のキーワードについて順位だけざっくりと知りたい場合や、Yahoo! Japanでの検索順位を知りたい場合は、サーチコンソールよりもSEOチェキ!が便利です。
続いてご紹介するのが、海外の有名SEOツールであるahrefsが提供するKeyword Rank Checkerという無料ツールです。
使い方は、入力ボックスに検索順位をチェックしたいキーワード、チェックしたいページ、そして国名(Japan)を順に入力して「Check rankings」ボタンをクリックするだけ。
完全に日本語対応になっていないのが少し残念ですが、ただ検索順位を教えてくれるだけでなく、自サイトのDRや対象ページが獲得した被リンク数、さらにライバルサイトのDRや獲得した被リンク数などの競合調査もできるという、とっても優れものの無料検索順位チェックツールなのです。
ここまでご紹介した無料ツールの他にも、ahrefsはいくつかのツールを完全無料で一般ユーザーに公開しています。Ahrefsの無料ツールの使い方は別記事にまとめていますので、詳しくはリンク先の記事をお読みください。
いかがでしたか?この記事では、SEO対策を無料で行う人にとって便利な無料SEOツールを全部で15種類ご紹介しました。これらのツールの中には、普段から有料SEOツールを使っている僕が「この機能をここまで無料で公開するってヤバいんじゃないの…」と思うものもいくつかあり、実際に僕もそれらの無料ツールを愛用しています。
あなたもぜひこれらのツールを活用して、Googleの検索順位トップ10入りを目指してみてください。それぞれの無料SEOツールの使い方をもっと詳しく知りたい…ということがあれば、今後のコンテンツ作成の参考にさせていただきますので、ぜひ下のコメント欄に一言書いていただけると嬉しいです。
AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。