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ホーム » ブログ » トラックバックとは?ピンバックとの違いとWordPressサイトでの使い方

2020年5月21日 by 大堀 僚介

トラックバックとは?ピンバックとの違いとWordPressサイトでの使い方

トラックバックはWordPressで作成されたブログに初期から備わっていた機能の1つですが、その使い方についてはほとんど知られていません。この記事では、トラックバックとは何なのか、ピンバックとの違いやWordPressサイトでどのように使うかを、順を追って説明していきます。

目次

  • トラックバックとは何か?
    • トラックバックによる被リンク獲得はそんなに甘くない
  • ピンバックとは何か?トラックバックとの違いは?
  • WordPressサイトでトラックバックを送信する方法
  • WordPressサイトでトラックバック・ピンバックの受け取りを設定する方法
  • 受け取ったトラックバックやピンバックをコントロールする方法
  • まとめ:トラックバックを上手に使えば、外部リンク獲得の有効な手段になる
  • 大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

トラックバックとは何か?

トラックバック(英語でTrackback)とは、他人のブログ記事を自分のブログで引用・参照した時に、それを相手に通知するための機能です。今はWordPressだけでなく、はてなブログやfc2ブログなどにもトラックバック機能がついています。

あなたがブログで相手の記事にリンクを貼った時に、ただ貼るだけでは相手にその事実は伝わりません。リンクを貼るのとは別にトラックバックを送信することで、あなたがリンクを貼った事実が初めて相手に伝わります(この時、相手に送られる通知のことをトラックバックPingと呼びます)。

なぜトラックバックを送信するのか?そうすると、あなたのブログのURLと抜粋が相手のブログに貼られるので、相手のブログから被リンクを獲得できます。その結果…

  • 相手のブログからあなたのブログへのアクセス増加
  • 被リンク獲得によるドメインオーソリティの上昇、クロール頻度の増加
  • お互いがお互いを紹介することでユーザーの認知度が高まる

などの効果が期待できるのです。この機能をうまく使えば、SEO対策としても有効な施策の1つになることが理解できたでしょうか。

トラックバックによる被リンク獲得はそんなに甘くない

とは言え、トラックバックを送信しても必ず被リンクがもらえるわけではありません。被リンク獲得には相手のブログ管理人の承認が必要です。トラックバックを嫌う人も少なくなく、そんな人が管理しているブログからはトラックバックの承認が下りない可能性が高いです。

では、なぜトラックバックが嫌われるのでしょうか?それは、このトラックバック機能を利用して外部リンクを稼ごうとするスパム行為が横行しているからです。もちろんGoogleもトラックバックのリンクを厳しく監視していて、度がすぎるスパム行為にはペナルティーを下すこともあり得ます。

自分のブログがペナルティーの対象になったり、そこまで行かなくてもGoogleの評価が下がるのを恐れるため、知らない人からのトラックバックを承認しないというのもブログ運営方針として間違いではありません。あなたがトラックバックで被リンクを獲得したいと思うなら、少なくとも相手の管理人に信頼されるようなサイトを作っていく必要があります。

ピンバックとは何か?トラックバックとの違いは?

一方、ピンバック(英語でPingback)とは、いわばトラックバックの簡易版です。

お互いのサイトがWordPressで作られていて、かつピンバック機能がONになっていれば、WordPressが自動的にあなたのブログURLを相手に送信してくれます。相手のブログ管理者がピンバックを許可すれば、相手のブログの下部にあなたのブログ記事へのリンクが掲載されるという仕組みです。

トラックバックとピンバックの違いは2つあります。まずはトラックバックは手動で行うのに対して、ピンバックは自動でやってくれるもの。もう1つは、トラックバックでは記事のURLと抜粋が送信されるのに対して、ピンバックで送信されるのは記事のURLだけです。

WordPressサイトでトラックバックを送信する方法

実は、WordPressがGutenbergを導入してから、投稿画面からトラックバックを送信する機能が削除されてしまいました。少なくともこの記事を書いている時点では、あなたがGutenbergを使っている限り、他のサイトにトラックバックを送信することはできません。

どうしてもトラックバックを送信したければ、WordPressをGutenbergからクラシックエディターに戻すことになります。クラシックエディターで「投稿 >> 新規追加」で記事作成画面を開き、右上にある「表示オプション」をクリックすると…

WordPressクラシックエディターでのトラックバック送信の設定

このように「トラックバック送信」というチェック項目が現れるので、ここにチェックを入れます。すると、記事作成画面の下に「トラックバック送信」のセクションが表示されるので、これを使って相手にトラックバックを送信できるようになります。

WordPressクラシックエディターでのトラックバック送信セクション

ここで1つ注意点。トラックバック送信先に入力するURLは、ブログ記事のURLそのものではなく、トラックバック専用のURLになります。その専用URL(トラックバックURL)は相手のブログ記事のどこか(通常はブログ記事の一番下)に表記されています。相手のwebサイトがWordPressならトラックバックURLは表示されませんが、その場合はブログ記事のURL(パーマリンク)に“/trackbacks/“を付け加えたものがトラックバックURLです。

WordPressサイトでトラックバック・ピンバックの受け取りを設定する方法

WordPressサイトで他のブログからのトラックバック・ピンバックの受け取り設定は、管理画面を開いて「設定 >> ディスカッション」をクリックします。

トラックバックの受け取り設定

投稿のデフォルト設定にある「新しい記事に対し他のブログからの通知(ピンバック・トラックバック)を受け付ける」の項目にチェックを入れればトラックバックやピンバックの通知が届き、チェックを外せば今後あなたのところに通知は届きません。

実際のところ、トラックバックやピンバックの通知はほとんどスパムなので、別に相手がリンクを貼ったのを知らなくても良いという場合は、最初からチェックを外しておくほうが賢いと思います。

受け取ったトラックバックやピンバックをコントロールする方法

あなたが逆にトラックバックやピンバックを受け取る立場の場合、届いた通知はすべて管理画面のコメント欄に現れます。ここから届いた通知を1つ1つ吟味して、「承認する」「ゴミ箱」「スパムとしてマークする」のいずれかをクリックすればOKです。

コメント欄でのトラックバックの管理

まとめ:トラックバックを上手に使えば、外部リンク獲得の有効な手段になる

GutenbergになってWordPressでトラックバック機能を使いにくくなったこともあり、最近トラックバックの使用頻度が減ってきているようです。

でもこの記事で説明したように、上手に使うことができれば外部リンク獲得、そしてその先にある検索順位改善のための有効な手段です。外部リンクがうまくもらえなくて悩んでいる人は、このトラックバックを試してみてはいかがでしょうか?

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大堀 僚介

大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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