RSSとは何か?

RSSとは、ユーザーが選択した(ニュースやブログ記事などの)webサイトの更新情報を配信するためのフォーマットのことです。英語のReally Simple SyndicationまたはRich Site Summaryの略語とされています。

インターネットが世に現れたばかりの頃は、お気に入りのwebサイトの情報が更新されているかどうかを知るためには、わざわざ自分からサイトを訪れて確認するしか方法がありませんでした。その後RSSの登場によって、ユーザーは毎回手動でサイトにアクセスすることなく、お気に入りのサイトの更新を追跡できるようになりました。

RSSをデータ形式で発信することをRSSフィードと呼び、そのフィードを受け取るためのソフトウェアやアプリをRSSリーダーと呼びます。

RSSが機能する仕組み

RSSフィードは、最新のコンテンツを構造化したXMLドキュメントで公開することで機能しています。このフィードには記事の全文または要約、各種メタデータ(日付、作成者、カテゴリーなど)が含まれています。

このXMLドキュメントをRSSリーダーで読み取ることで、ユーザーはwebサイトの更新情報をキャッチします。今や世界中で多数のRSSフィードリーダーが利用できますが、日本でよく使われているものにはFeedlyなどがあります。

RSSを使うメリット

あなたのwebサイトでRSSを使うメリットは、登録したサイトの更新状況が自動で登録ユーザーに届くことです(これを購読と呼びますが、お金がかかるわけではないのでご安心ください)。購読ユーザーにとって、欲しい情報を得るためにわざわざサイトを訪れる必要がなくなり、ただRSSリーダーが更新情報を受け取るのを待てばよくなります。

さらに、複数のサイトを購読していても更新情報を1カ所に集められるので、RSSリーダーに集まった情報から見たいものだけ選んで読む…という使い方もできます。ネットがつながらないオフライン環境下でも記事を読めますし、最近のRSSリーダーは集まった情報を自由にカテゴリー分類することができるので、情報収集がめちゃくちゃ効率的に行えるようになるのです。

RSSを使うデメリット

購読ユーザーにとっては、RSSを使うデメリットはほぼゼロと言っていいでしょう。RSSフィードの情報が煩わしければ、購読を解除するだけでOKです。

一方、ブロガーなど情報発信側にとっては、RSSを使うことで困ったことが起こる可能性がわずかながらあります。具体的に言うと、ライバルにあなたの発信する情報が筒抜けになってあっという間に対策をとられたり、悪意のある誰かに記事を盗用されてしまう可能性が出てきます。

ライバルに対策をとられるくらいならまだしも、記事を無断転用されてGoogleに重複コンテンツと判断されるようなことがあれば、目も当てられません。

そのリスクを下げるためには、RSSでは配信する情報を「全文配信」ではなく「一部抜粋配信」にしておくことをお勧めします。でも、購読ユーザーにとっては全文を読めないと利便性が下がるので、最終判断はあなた次第ということで…

WordPressでRSSフィードを使う方法

あなたのwebサイトがWordPressで作られているなら、実はすでにそのサイトはRSSフィードを発信しています。試しにページを開いて、パーマリンク の後ろに/feed/とつけてみてください。そのページのRSSが確認できるはずです。

実際、WordPressでRSSフィードを設定する方法は簡単です。管理画面で「外観 >> ウィジェット」とクリックすると、利用できるウィジェットの中にRSSというものがあります。これを好きなところにドラッグ&ドロップします。

WordPressのRSSフィード用ウィジェットWordPressのRSSフィード用ウィジェット

RSSフィードのURLには、あなたのサイトURL:◯◯◯.com/feed/を入力してブログの最新記事を自動更新させることもできますし、他のサイトのRSS用URLを入力して自分のサイトに表示させることもできます。

RSSのアイコンもきちんと表示されます

ただ残念なことに、最近のwebブラウザはほとんどがRSS非対応になっています。そのため、ユーザー側がRSSリーダーを持っていなければ、あなたのRSSフィードをユーザーが受け取ることができないのです。そういう意味では、これからの時代僕たちがRSSを使って発信するメリットはあまりないのかもしれません。

RSSはブログネタ探しの情報収集には大活躍

その一方で、新しいブログネタを探したり、将来のためにストックしたりするためにはRSSは大活躍します。

日頃から興味のあるサイトを登録しておいて、気になる記事を見つけたらカテゴリー分類して保存。ストックしておいた記事の中からネタを探してもいいですし、同じカテゴリーに含まれたいくつかの記事をまとめて1つのコンテンツにしてもいいでしょう。

もしあなたが日々ブログを更新しているなら、RSSでの情報収集はおすすめです。ぜひRSSをうまく活用してみてください。ただあてもなくネットサーフィンでブログネタを探していた頃とは打って変わって、コンテンツ作成の労力が大幅に削減されますよ。

大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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大堀 僚介

全米コピーライター協会(AWAI)認定コピーライター SEO content institute認定SEOライター 何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。 さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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