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早すぎる外部リンク獲得スピードはGoogleのペナルティー対象になる?

外部リンク獲得のスピードはペナルティーのシグナルになる?Googleの回答は…

あなたのwebページを検索上位に上げるために必要なのが外部リンク。権威性の高いサイトから質の高いリンクをもらうほど、それだけあなたのページの検索順位が上がる可能性も高くなります。

とはいえ、あまりにも早く外部リンクをもらいすぎるのも問題があると、SEO対策の専門家の間では考えられています。Googleがリンクを獲得するスピードを監視していて、あまりにもペースが早すぎるサイトにはペナルティーを下すんじゃないかと…

専門家の間では、外部リンクを獲得するペースのことをリンクベロシティーと呼んでいます。外部リンクを獲得するペースが早すぎる場合…例えば、たった1日で200個もの外部リンクを獲得した場合、Googleがそれを人工的なリンク数増加と判断してペナルティーを下す…確かに考えられない話ではありません。

実際、2003年にGoogleが取得した特許・Information Retrieval Baset on Historical Dataには「ある時だけ突出した外部リンク獲得はスパムシグナルである」という記載があります。これがリンクベロシティーの概念の元になっています。

関連記事:グレーハットSEOとは?ブラックハットSEOやホワイトハットSEOとの違い

しかし、この概念は実際にGoogle検索で起こっていることと矛盾する部分があります。例えば、今世界中でメイントピックになっている新型コロナウイルス(COVID-19)。毎日新規感染者数が何人とか、どこの専門家がこんなこと言っているとか、日々多くの情報コンテンツがネット上にupされています。

その中の1つの記事がバズったとしましょう。おそらく短期間でものすごい数の外部リンクが貼られ、SNSでもあっという間に記事が拡散するはずです。こんな時、元記事に貼られた外部リンクはスパムとして扱われるのでしょうか?そんなことはありません。2011年から採用されているQuery Deserves Freshness(QDF)という考えに基づいて、そのコンテンツは検索順位のトップクラスに押し上げられるはずです。

リンクベロシティーについて、GoogleのJohn Muellerは何と言っている?

このリンクベロシティーの問題について、2019年10月のEnglish Google Webmaster Central office-hoursで議題に上がりました…

If I build 200 Backlinks in two days and didn’t perform any link building for years will Google still see this as black hat and penalize me? What about link velocity?

by 質問者

この質問に対してJohnは、確かにそれは自然なリンクに見えないと認めながらも、リンクベロシティーそのものについては問題視していないと回答しています。

It’s not so much a matter of how many links you get in which time period. It’s really just … if these are links that are unnatural or from our point of view problematic then they would be problematic. It’s like it doesn’t really matter how many or in which time.

by John Mueller

このように、Johnはリンクベロシティーの考え方自体をきっぱりと否定しています。ある時あなたの記事がバズって想像を絶する外部リンクがついてきたとしても、それらのリンクの質が高い限りGoogleのペナルティーを喰らうことはないのです。

一方で、得られたリンクの質が低い場合…例えば、自分の発信とは関係のない外国語サイトからのリンクなどは、その数が多すぎると後々問題になりかねません。こんな時は、Google Search Consoleを通じて否認する外部リンクのリストを提出する必要があります。

大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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大堀 僚介

全米コピーライター協会(AWAI)認定コピーライター SEO content institute認定SEOライター 何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。 さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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