Googleのアルゴリズムアップデートがあるたびに、インターネットの世界ではサクセスストーリーと悲劇が同時に生まれます。あるWebサイトは狙ったキーワードに対する検索順位を大きく上げ、それに伴い多くのお客さんがそこに集まってきます。一方別のWebサイトは検索順位を大きく落とし、それを知ったWebサイト作成者は一気に青ざめてしまいます。
このようなアルゴリズムのアップデート、どのくらいの頻度で行われているのか、あなたはご存知でしょうか?実は、細かいものを含めれば1年に何百回とあるのです。
こんなマニアックなブログを読んでいる勉強熱心なあなたなら、過去にあったいくつかのアップデートのことはすでにご存知かもしれません。パンダ・アップデート、ペンギン・アップデート、ハミングバード…これらの大きなアップデートのたびに、検索結果ページ(SERPs)に表示されるページが大きく入れ替わり、それがWebサイトからの売り上げに直結しました。
もちろん、これで終わりではありません。今後もGoogleは、突然ちゃぶ台をひっくり返すように、アルゴリズムアップデートでSEO対策の世界に大きな混乱をもたらすことでしょう。
過去2年間をさかのぼると、この間にも比較的大きなアップデートが何回か行われました。例を挙げると…
これらのアップデートのいくつかは、事前にGoogleからアナウンスがありました。だから僕たちが常にアンテナを張っておけば、そのアップデートで何が起こるかを事前に予測でき、適切な対策を立てられます。
でもGoogleが行うアップデートのほとんどは、もっと小さなものです。そんな小さな変更について、Googleの方からわざわざ僕たちに知らされることはありません。ほとんどの場合、あなたがGoogleの検索ボックスにキーワードを打ち込んで、SERPsに何が起こっているのかを確認するしか方法はないのです。
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もしあなたが自分の、あるいは企業のWebサイト管理者なら、今後の大きなアルゴリズムアップデートの情報を追跡する必要があります。なぜなら、それらのアルゴリズム変更により…
などの影響が出てくるからです。
もしかしたら、あなたはGoogleのアルゴリズム変更を何かの罰則のように思っているかもしれません。でも実はそうではありません。
Googleは常に、ユーザーに最高の検索体験を提供したいと考えています。ユーザーの知りたい情報に一発でたどり着けるように、そしてGoogleが紹介したページで全ての問題が解決するように、日々努力を重ねているのです。アルゴリズムのマイナーチェンジはその1つの表れです。
とは言え、すべてのアップデートを追跡して対策を立てるのは現実的ではありません。ただでさえ年に何百回と変更され、そのほとんどが公表されないのです。
でも年に数回程度なら…Googleから発信される比較的大きなアップデートのニュースを確実に拾うことはできますよね。これだけは絶対にやる!と決めてしまいましょう。これくらいなら、きっと本業をかかえながらの人でも、時間的に十分対応ができるはずです。
実際世界中にいるSEOオタクでも、これ以上のことはなかなかできないのです。Googleが公表していない以上、絶対に間違いのない更新情報なんか一般人が知ることはできません。だから、情報不足が原因でライバルに差をつけられる…なんてことを考える必要もないのです。
基本はやはり、Googleから直接情報を仕入れるのが一番です。
幸いGoogleは、ウェブマスター向け公式ブログというのを日本語でも発信しています(ウェブマスターとは「Webサイトの管理人」のことです)。過去にもパンダアップデート、ペンギンアップデートなど、大きなアルゴリズム変更の前にはこのブログでアナウンスされました。
更新頻度は多くありませんが、逆に僕たちにとっては負担が少なくなってラッキーかもしれません。最新のニュースを知るだけなら、このブログをフォローするだけで十分でしょう。
Googleの公式アナウンスではありませんが、Google内部の人の発信にも要注目です。よくチェックされるのが…
数年前まではMatt Cuttsのツイッターがフォローされていました。彼はもうGoogleにはいませんが、今は例えばJohn MuellerがWebサイト管理者に向けて情報発信をしています。
彼のコメントはGoogleの公式発表ではありませんし、何より内容を知るために英語を読まなければなりません。でも、Johnは時々SEO担当者の疑問に応える形で、公開されていないアルゴリズムの中身の一部をリークしてくれます。彼の発信をフォローしていけば、日頃あなたが悩んでいる問題の答えがいつか見つかるかもしれません。
もし「やっぱり英語はキツい…日本語でいい情報ないかなぁ?」とお考えなら、日本人のSEO専門家を頼ることができます。
例えば、鈴木謙一さんという方がこまめにブログで情報発信しています。さすがに専門家だけあって、ブログの更新頻度は圧倒的です。メルマガに登録しておけば、ブログが更新されたときにメールで教えてくれます。
アルゴリズムのアップデート後に検索順位が下がったとき、あるいは順位の変動があってアップデートが疑われたときに、あなたがすべきことが5つあります。それは…
もしかしたら、検索結果の順位変動はアルゴリズム変更のせいではなく、他の原因によるものかもしれません。まずはそこを確かめて、信頼できる専門家の意見をもとに対策を考えていきましょう。
ただ、1つだけ注意。専門家の意見を聞きながらきちんと対策をとっているのに、何度も順位を落とされる…もしそうだとしたら、その専門家の意見を聞かない方がいいです。というのは、その専門家が間違った対策をしている可能性があるからです。間違った対策とは、小手先のテクニックでGoogleをだまして順位を上げようとする対策のことです。
Googleはこのような「テクニックを使って検索順位を上げる行為」をスパム行為と認定しています。新しいアップデートに対応したテクニックを使えば、一時的に順位が上がるかもしれません。でも、そのテクニックをいつかGoogleが見破ったら、次のアップデートでそれらのサイトは奈落の底へ突き落とされるでしょう。
裏を返せば…検索結果がずっと大きく変動しない場合、または大きなアップデートがあっても順位が変わらない場合は、あなたは正しい対策が取れていると思って間違いありません。あとは、あなたの発信する情報の価値をさらに高めていくように努めましょう。そうすれば、時間はかかっても少しずつ検索順位は上がっていくのです。
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AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。