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あなたがブログを書き続けて、それらの記事にタグをつけたりカテゴリー分類したりしていくと、あなたが意図しないうちに作られて更新されていくページがあります。それが今回のテーマである、カテゴリーページとタグページです。ブログ記事が多くなるほど、これらのページのコンテンツの文字数が自然と増えていきます。
こうして情報量が積み重なっていくと、検索結果にも良い影響を与えるのではないか?と思われるのですが、実際Googleで検索していてもこれらのページが検索結果画面に出てくるのを見かけることって、あまりありませんよね?
Webサイトを公開している誰もが、「できるだけ多くの人に自分ののWebサイトを知ってもらいたい」と思っています。そのために少しでも役に立つなら、コンテンツだけでなくカテゴリーページやタグページにもSEO対策を施したいと思うのは当然の話です。でも、残念なことに…
カテゴリーページやタグページはGoogleの検索ランキングに載りにくい
という傾向があります。これはGoogleが意図的にこれらのページを差別しているわけではなく、自動で積み上がっていくコンテンツの内容に原因があるのです。
例えば、あなたが映画についてのブログを熱心に投稿していたとします。そして、カテゴリーに「映画」という項目を追加して、このカテゴリーにコンテンツを積み上げていきます。
でも、後になって見返すと、今まで見た映画の感想を書いた記事もあれば、これから始まる映画についての記事もあれば、映画俳優についての記事もあることでしょう。これらの記事が雑多に集まっているカテゴリーページでは、それらに共通する1つのトピックを見つけることが困難です。ただ共通点が「映画」というだけで、数多とある情報豊富な他の強豪サイトに勝てると思う人はいませんよね?
もし、自然に積み上がっていくカテゴリーページやタグーページのコンテンツに、SEOで勝てる1つの共通するトピックを見つけられるのなら、そのキーワードで検索上位を取ることは可能でしょう。でも、現実的にはそこまで想定してコンテンツを作り続けるのは困難なので、通常はこれらのページに検索順位を意識した対策をとらないことが多いのです。
Googleアナリティクスなどで調べてみて、もしあなたのページのカテゴリーページやタグページにお客さんがやって来ることがないようであれば、むしろこれらのページの存在を無視する方向で対策していく方が得策です。
もちろん、お客さん目線で使いやすいWebサイトにするために、カテゴリー分類やタグ付けについては厳格にルールを決め、適切に振り分けていく必要があります。適切なカテゴリー分類やタグ付けは、Googleのクローラーにとってコンテンツ間の移動がスムーズになり、それぞれのブログ記事の検索結果に好影響を与えます。
ただ、お客さんの流入が望めないカテゴリーページやタグページに対しては、むしろGoogleのクローラーが来ない方が望ましいのです。なぜなら、無駄なページをクロールされることによってクロールバジェットが消費されてしまうからです。
もしこれらのページに検索エンジンのクローラーのブロックを設定したいなら、robot.txtというファイルを作成する必要があります。このファイルの中でクロールしてほしくないコンテンツを指定することで、これらのページに使われるはずのクロールを他のコンテンツに振り分けることができて、他のページが正しく検索エンジンに評価されるための助けになります。WordPressにYoast SEOやAll in One SEO Packなどのプラグインをインストールしているなら、プラグインの設定画面からrobot.txtの設定ができるはずなので、Google検索などを参考にして設定してみてはいかがでしょうか。
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AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。