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SEOを使ってホームページで集客しようとしてはいけない理由

SEOを使ってホームページで集客しようとすると、思ったほど効果が上がらなくなる理由

この記事の見出しを読んで、あなたは違和感を覚えたかもしれません。本来インターネットで多くのお客さんに見てもらえるようにするのがSEO対策なのに、それで集客すると失敗するってどういうこと?という感じでしょうか…

このタイトルに違和感を感じる人は、この記事の続きを読む前に言葉の定義から確認しておく方がいいでしょう。あなたは「ホームページ」という言葉をどのように使っていますか?

Webサイト=ホームページ+サブページ

厳密に言うと、ホームページとはWebサイト全体のことではなく、Webサイトの全ページを統括した最重要ページだけを指します。もちろん、広い意味でWebサイト全体のことをホームページと呼ぶことも否定はしませんが、この定義を曖昧にしたまま業者と契約をすると、後で厄介なトラブルが生じる元になります。Webサイト作成やSEO対策を専門業者やフリーランスに依頼するならば、言葉の定義をお互いでしっかり確認をとってから話を進めることを強くお勧めします。

当Super Clear Contentsでは、「ホームページ」という言葉は一貫して「Webサイトを代表する1ページ」という意味で使用しています。同時に、広い意味でのサイト全体を表す言葉として「Webサイト」という単語を使用しています。つまり…

ホームページ+その他のページ(サブページ)=Webサイト

という式が成り立ちます。

関連記事:SEO対策の会社選びで失敗しないように、あなたが知っておくべきこと

ホームページとサブページの役割の違い

この意味を確認することによって、僕が「SEO対策でネット集客をするな!」と言っているわけではないことがわかるはずです。気をつけなければならないのは、ホームページとサブページの役割を認識しないでSEO対策を行うことです。

結構理解が難しいところかもしれませんが、実は意図的にホームページでお客さんを集めようとすると、お客さんにとって使い勝手の悪いWebサイトになってしまいます。別にやったからと言ってGoogleにペナルティーを食らうわけではありませんが、お客さんが使っていてイライラしてしまっては元も子もありません。

では、なぜホームページで集客を狙ってSEO対策を施そうとすると良くないのでしょうか?これから、ホームページとサブページの役割の違いを含めて順に説明していきます。

ホームページはWebサイトのコンテンツすべてを統括するページ

ホームページがWebサイトの全ページ中最も重要なページであることは、ほとんどの人にとって異論はないはずです。ピラミッドの頂点に例えるとイメージしやすいでしょうか。ホームページはピラミッドの頂上で、すべてのサブページより上位に立っています。

ただ、ピラミッドの頂点は、その下にある何千・何万もの土台となる石があって初めて上に君臨できますよね。一部の土台がもろければ、その形態を維持できずに崩れ落ちてしまうかもしれません。

Webサイトもこれと同じで、その頂点に立つホームページは下にあるあらゆるサブページと強固につながっていなければなりません。ただ内部リンクでつながるという意味だけでなく、コンテンツの内容も数あるサブページ1つ1つと違和感がないものにしなければなりません。

ホームページに集客を狙ったガチガチのコンテンツを載せてしまうと…

SEO対策を意識したコンテンツ作成の鉄則は「1ページ1トピック」です。1つのページは1つのトピックについての情報に特化して使い、それに向けてキーワードリサーチを行なってコンテンツを作成します。この点、SEO対策用のコンテンツはサブページで造る方が圧倒的に造りやすいです。ニッチな内容のコンテンツを造るときはピラミッドの下層におけば良いですし、まとめ的な記事を書くのであればピラミッドの上層に持ってくれば良いだけです。

一方、ホームページでも同じように、特定の1つのサービスに特化したページにすることは可能です。Googleのガイドライン違反はありませんし、普通にターゲットキーワードで検索上位を期待できます。

でも、その後ビジネスが順調に大きくなっていき、新しいサービスを追加することになりました。当然、そのサービスもホームページで紹介して、SEOで集客を目指します。

この時、元のコンテンツはどうしましょう?

削除して新しいサービスに特化する?

あるいは、

両方のコンテンツをホームページに載せる?

元のコンテンツを削除してしまうと、今まで順調に育ってきて、売り上げに貢献してきたサービスを潰してしまうことになります。じゃあ、両方のコンテンツを同時に載せる?そうしたら1ページ1トピックの鉄則が崩れますよね。そんなコンテンツをGoogleが高評価するでしょうか?何よりも、お客さんが必要な情報を見つけるのに苦労するようになりませんか?さらに、今後も提供できる商品やサービスが増えたら…?

もうお分かりですよね。あなた提供する商品やサービスすべてで検索上位を狙うなら、ホームページを集客用に使わない方が良いのです。そうではなくて、ホームページには全商品・サービスを簡単に紹介するカタログのような役割を与え、サブページの方でお客さんを引っ張って来る方が断然賢いやり方です。

関連記事:ホームページ作成業者とのトラブル例と、契約前のあなたに必要な対策

大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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大堀 僚介

全米コピーライター協会(AWAI)認定コピーライター SEO content institute認定SEOライター 何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。 さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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