ローカルSEOであなたのWebサイトの権威性を築く方法
最近、Webサイトの権威性がSEO業界で注目されています。Googleが大きなアルゴリズム・アップデートを行うたびに順位が急降下するサイトが出てきますが、その度に専門家から「権威性が足りなかったから順位が下がった」という話が出たりするくらいです(本当は違うのですが)…
この「権威性」というキーワード…ローカルSEOでももちろん重要です。長期的にビジネスを反映させたいなら、時間はかかっても一歩一歩権威性を高めていかなければなりません。ただ、ローカルSEOにおけるWebサイトの権威性構築については、一般的なWebサイトにおける権威性構築とは考え方が少し異なります。
この記事では、一般的なWebサイトとの違いに触れながら、ローカルビジネスにおける権威性構築法を説明していきます。
目次
1. 地域のお客さんのためになるコンテンツを作成する
SEO対策の世界には「Contents is King(コンテンツは王様)」という言葉があります。質の高いコンテンツが検索ランキングを上げるために重要なことを表す言葉なのですが、この言葉を「ただブログを頻回に更新していればいい」と解釈する人が、驚くことにSEO対策を謳ったホームページ作成業者の中にも少なからずいるようです。
お客さんは検索エンジンで何かを検索するときに、自分の抱えている疑問点が解決することを望んでいます。Google検索でスムーズに疑問が解決しなければ、そしてそんな経験を何回も繰り返していれば、そのうちお客さんはGoogleで検索をするのをやめてしまうでしょう。
そうならないためにも、Googleは一発でお客さんの疑問を解決できるように検索結果画面(SERPs)を表示します。なので、まずはコンテンツの質をGoogleに認めてもらえないと、例え毎日3回ブログを更新していても、それだけでSERPsでトップ10入りに入ることは考えにくいのです。
ローカルSEO用のコンテンツは地域との関連性が重要
ローカルビジネス向けのコンテンツを作成する場合、1つのアプローチはその地域における業種の独自性を見つけることです。
例えば、あなたが学習塾を運営しているとします。一般的に学習塾と言っても、難関校を目指すような学生を集める塾もあれば、授業の補修をメインとするような塾もありますよね。
もしあなたの塾が進学塾であれば、あなたの学区で人気のある難関校についての関連情報を発信していくという方法があります。試験問題の傾向や難易度だけでなく、入学後の生活を塾の卒業生に聞いたり、志望校合格者の声を載せたり、「偏差値〇〇から△△高校合格!」のような形で実績をアピールしたり、いろいろ方法はあると思います。
一方、補習塾であれば、塾生から見せてもらった中間・期末テストを同様に分析したり、学校の先生と交流をもって、その先生の発言からコンテンツを作成するなどという方法も考えられます。
そして、これらのコンテンツをFacebookやTwitter、その他のSNSにもupしていけば、塾生のアカウントを通じて同級生にもコンテンツを見てもらえる可能性が高まりますよね。
いずれにしろ大切なのは、その地域のお客さんの役にたつコンテンツを作ることです。大阪で塾を運営しているのに東京や北海道の受験生のことを気にする必要はありません。
2. 地域の企業や団体のWebサイトからリンクを貼ってもらう
一般的には、権威性の高いWebサイトからの外部リンクを獲得するのがSEO対策に有効とされています。ローカルビジネスでも同じで、チャンスがあれば知名度の高い企業や団体からリンクを獲得していくといいでしょう。
でもローカルSEOでは、外部リンク獲得に対する考え方も一般的なSEO対策とは少し違います。同じ地域で営業している企業や団体からのリンクも、別の意味で非常に重要になってくるのです。
例えば、あなたの塾が地域のイベントを後援して、地元の歯医者さんからリンクを取得したとします。そのリンクは、あなたの塾が同じ地域に根ざしていることの1つの証明として働きます。こうしたリンクを集めることで、Googleにあなたの塾の地域性をアピールすることができ、ローカルSEOの順位改善に役立つと考えられています。
さらにお客さんの視点からもプラスの面があります。歯医者さんがあなたの塾にリンクを貼ったということは、その歯医者さんがあなたの塾を推奨していることと同じ意味を持ちます。なので、その歯医者さんに通っている患者さんが「息子の成績が伸びない…」と悩んで塾探しをしていた場合、あなたの塾を選んでもらえる可能性がグンと高まるのです。
3. 実際のお客さんから絶えず口コミをもらう
ローカルSEOにおける口コミの重要性については、今までにこのブログでも何度かお伝えしています。Googleはあなたのサービスについて、できる限り多くのレビューを見たいと思っています。いろいろな背景を持つお客さんから数多くのレビューを集めることで、あなたのサービスの本当の価値を見出そうとしているからです。
特に重要なのが、否定的なレビューをもらった時の対応です。全く関係のない人からのスパムコメントは論外ですが、本当のお客さんでも時には嫌な思いをして否定的なコメントをGoogleマイビジネスに書き込むことがあります。あなたはそのコメントを見て不快に思うかもしれませんが、「あなたのサービスを改善するきっかけをもらった」と前向きに解釈して対応するようにしましょう。そのお客さんとの関係は改善できないかもしれませんが、未来のお客さんはその姿勢を好意的に評価してくれる可能性があります。
また、インターネット上の口コミには有効期限があります。とは言っても、口コミを削除されるわけではないのですが、あまりにも古いコメントはお客さんが参考にしなくなってくるのです(詳しくは… >> Googleマイビジネスの口コミ…あなたはこれらの事実を知っていますか?)。
なので、たくさん良いレビューが集まったからといって安心せず、日々お客さんからコメントをもらう努力が必要です。これを怠ると、ある時から最近評判の良いライバルにごっそり取られてしまう…というようなことも起こり得ます。
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大堀 僚介(Ohori Ryosuke)
AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。
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