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WordPress5.0(Gutenberg)導入前にやるべき3つの対策

WordPress5.0(Gutenberg)導入前にやるべき3つの対策

ついに日本語バージョンのWordPress5.0(Gutenberg)がリリースされましたね。あなたのサイトでは、Gutenberg対策は進んでいますか?

僕は先週の記事で「すぐにGutenbergに飛びつくべきではない」とアドバイスしました。実際、まだまだWordPress 5.0には細かいバグはあるようです。おそらく年明けには、今ある多くの問題が改善されたアップデートがされると思います。それまで1ヶ月ほど、しっかりと準備を進めてからのGutenberg導入の方が、より安全にWebサイトを運営できるはずです。

WordPress 5.0(Gutenberg)の導入前に終わらせるべき3つの対策

では、それまでにあなたが何をすればいいか?今回はそんなお話です…

対策1:データのバックアップを取る

まずは一番大切なこと。万が一のサイト破損のリスクを考えると、データに何か変化を加える時には、どんな場合でも事前にバックアップを取っておく方が賢明です。最近はレンタルサーバーの方でも無料でデータを保存してくれるサービスがあるようですが、あなた自身も気をつけてバックアップを取るクセをつけておきましょう。

UpdraftPlus WordPress Backupのように、データのバックアップを自動でやってくれるプラグインもいくつか出ています。僕は実際使ったことがありませんが、これらのうち1つをダウンロードして有効化しておくのも1つの手です。

対策2:PHPやテーマ、プラグインを最新バージョンにアップデートする

PHPはWordPressのテーマやプラグインなどのプログラミングに関わる言語。この記事執筆時点での最新バージョンはPHP 7.2ですが、もし古いバージョンのPHPを使っているなら、当然ながら新しいWordPress導入でトラブルが起こりやすくなります。

一応、現在使われているテーマやプラグインのほとんどは、PHP 5.6以降であれば正しく動くようになっているようです。でも、このPHP 5.6も2018年12月中にセキュリティー・アップデートを終了するので、そのまま使い続けることでセキュリティー対策にも問題が出てきます。

というわけで、この機会にPHPの最新バージョンへのアップデートをお勧めします。アップデートはお使いのレンタルサーバーの管理画面からできるはずです。エックスサーバーを使っているなら、上のリンクでやり方を説明しているので、ぜひ参考にしてください。

PHPと同様に、テーマやプラグインのアップデートも重要です。多くの良心的な開発者は、WordPress 5.0のリリース前から積極的に対策を練ってきました。なので、すでに最新のWordPressに対応済みのテーマやプラグインもありますし、これから1ヶ月以内にはさらに多くのものがGutenbergに対応するものと思われます。

もし、あなたの使っているテーマやプラグインがなかなかアップデートされないようなら、それらの使用を諦めて別のものに乗り換えるのも手です。

関連記事:WordPressのプラグイン、過信してインストールしまくるとこんな問題が…

対策3:余ったデータ容量でダミーサイトを作る

あなたの使っているレンタルサーバーに容量の余裕がある場合、同じテーマとプラグインを使ったダミーサイトを作るという手もあります。まずはダミーサイトでGutenbergにアップデートしてみて、安全に動くのを確認してから本物の方をアップデートするのです。

ダミーサイトはこのテストのためだけに作るサイトです。なので、コンテンツまで全く同じものを用意する必要はありません。今導入しているテーマやプラグインが機能を果たしているかどうか、それを確かめられるだけのコンテンツがあれば十分です。

今後もプラグインやテーマのアップデートなどで、意外とダミーサイトは活躍してくれるかもしれません。今回のWordPressのアップデートが終わった後でも、そのまま残しておいてもいいかもしれません。

もしGutenbergを導入したくないなら、旧エディターをそのまま使えるプラグインはいかが?

今後新しいWordPressが世界中に拡散していくにつれて、きっとGutenbergはWebサイトの管理で避けて通れない存在になっていくことでしょう。でも、従来のバージョンに慣れきってしまった人にとっては、このアップデートは必ずしも好ましいものではないかもしれません。

もし今後も今までの管理画面でページを作りたい!ということなら、旧エディターでコンテンツを作成できるプラグインがあります。今までGutenbergがプラグインとして使えたのと逆ですね。Classic Editorというプラグインをダウンロードして使ってみてください。これで、今まで通りのやり方でブログを書けます。

関連記事:Gutenbergがもうすぐリリース!あなたはどうする?

大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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大堀 僚介

全米コピーライター協会(AWAI)認定コピーライター SEO content institute認定SEOライター 何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。 さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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