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ホーム » ブログ » Googleの回答から考えるSEO対策として効果的なwebサイトの構造

2020年2月6日 by 大堀 僚介

Googleの回答から考えるSEO対策として効果的なwebサイトの構造…あなたのサイトにはこんな問題はありませんか?

どんなに優れた業者さんに完璧なwebサイトを作ってもらったとしても、それにあなたがいくらお金を注ぎ込んだとしても、数年後にはそれを作り替える必要性が出てきます。その理由は2つあって、1つはユーザーの興味が時間とともに変わっていくこと、もう1つはブログ記事が溜まっていってサイトの構造上不都合が生じるようになるからです。

この記事では、あなたがwebサイトの作り替えを考えるときに考えてほしいサイトの構造についてお話しします。Webサイトの構造もGoogleの検索順位に影響を及ぼすところなので、あなたがSEO対策を重視するなら避けては通れないところです…

これからSEO対策として望ましいwebサイトの構造について説明していく前に、まずはGoogleの見解をご紹介しましょう。GoogleのJohn Muellerは、webサイト内の重要なページをどこに配置すれば良いか?という質問に対して、このように回答しています…

多くの場合、Googleはホームページを最も重要なページと考えています。なので、Googleは最初にホームページをクロールし、そこから新しいページや他の重要なページを見つけようとします。

by John Mueller

彼の回答は続きます…

Googleはホームページがとても重要で、そこからリンクを貼られているページもかなり重要なページと考えます。そして、ホームページからどんどん離れていくにしたがって、それらのページの重要度は低くなっていくと考えます。よくオーガナイズされたwebサイトでは、主要なカテゴリーページやその他の重要なページは、ホームページから直接リンクを貼られています。

by John Mueller

この回答からもわかるように、あなたがユーザーに絶対見てもらいたい重要なページには、ホームページから直接リンクを貼るのが望ましいのです。今あなたが管理しているwebサイトではどうでしょうか?ホームページからすぐにアクセスできるかどうか、ちょっと振り返ってみてください。

Webサイト立ち上げ時には最も好ましいフラットな構造…ページが増えていくと明らかになる問題点

この視点から考えると、究極的にはwebサイト内のすべてのページをホームページと直接つなげるのが良いという話になります。そうすれば、あなたのサイト内の全ページをGoogleに重要なページと考えてもらえるようになり、Googleのクローラーも頻回にやってくるようになります。おそらく、webサイト立ち上げ初期にはこの構造が最もSEO対策として有効でしょう。

関連記事:Googleのクロール頻度ってどれくらい?

でも、いくら何でもホームページから100ページも200ページもリンクを貼るのはやりすぎです。そんなことをしたらユーザーにとって使いにくいサイトになってしまい、ユーザーがあなたの元を離れてライバル業者に行ってしまうかもしれません。

そのため、ページの数が増えてくるにしたがって、ホームページから2クリック、3クリックの位置にページを配置する必要性が出てきます。こうして均一に2クリック目、3クリック目にページを配置すると、すべてのページに均等にGoogleのクローラーがやって来るようになると考えられるからです。

とは言え、いずれはこの構造も限界がきます。ページの数が増えていくと、コンテンツの内容に偏りが出てくるからです。

あなたが観た映画のレビューをwebサイトに載せているとします。ハリウッド、邦画、香港映画、ボリウッド…映画が撮影された国の違いもありますし、コメディー、ホラー、恋愛ものなどジャンルもいろいろありますよね。

これらの雑多なカテゴリーのそれぞれに、偏りなくコンテンツを作ることができますか?理論上不可能ではありませんが、ほとんどの場合はあなたの好みに引きずられて、ページ数の多いトピックと少ないトピックがはっきりとしてきます。

こんな状態で、全部のページを無理やりホームページから2クリック、3クリック以内に収めようとすると、ハリウッドの恋愛もののレビューをボリウッドのページの下につけたりしなければならなくなります。こうなるとユーザーも目的のページを探すのに混乱しますし、Googleも同様にどのように検索結果に反映させれば良いのかわからなくなってしまいます。

ページ数が増えてきたら移行が望ましい分類型のweb構造…管理が簡単でお客さんもGoogleもハッピー

あなたのwebサイトにこんな兆候が見られたら、そろそろサイト作り替えを考える時期です。これを機会に、フラットなwebサイトの構造から分類型のサイト構造へ替えてしまいましょう。

分類型って難しそうに聞こえるかもしれませんが、考え方は簡単です。映画のレビューサイトを例にあげるなら、ホームページの直下に各映画のジャンルについて核となるページをつくります。

ハリウッド・邦画・香港映画・ボリウッド…

といった分類でもいいですし、

アクション・コメディー・ロマンス・SF…

といった分類でもOKです。一方、年代別の分類(2014年・2015年・2016年…)は、過去の情報ほど必要とするユーザーが少なくなっていくので、ここで使う分類には好ましくありません。

次に、あなたが分類したカテゴリーのそれぞれの項目について、そのトピック全体を包括するようなページをつくります。時代の流れに左右されにくい(記事の大幅な書き直しが必要ない)コンテンツがふさわしく、ある意味もっともwebコピーライティングのスキルを必要とします。

あとはこれを繰り返し、より小さいカテゴリーへ分類してリンクを整理していきます。ハリウッドのカテゴリーページからアクション・コメディー…とサブカテゴリーに分類していき、最終的に個々の映画のレビューページにたどり着くイメージです。

関連記事:
WordPressサイトでの上手なカテゴリーとタグの使い分け
カテゴリーページやタグページをどう最適化する?

こうすると、末端のページにはクローラーが届きにくくなるというデメリットはあります。末端のブログ記事などでは、Googleの検索結果に反映されるのが遅くなる可能性が考えられるので、適宜他のページから内部リンクを貼っていってクロール不足を補う必要が生じます。

一方、あなたのwebサイトでどんな情報を提供しているかを、ユーザーやGoogleが理解しやすくなるというメリットもあります。各ページを検索しやすいようにまとめることで、あなたの知識の豊富さをユーザーにアピールしやすくなります。その結果、あなたの知識を認めたユーザーからリンクをもらいやすくなったり、さらにGoogleにとってもサイトの権威性が高まって、長期的には検索結果の改善にも期待がもてるようになります。

関連記事:Webサイトを2つに分割、または統合したらGoogleの評価はどうなる?

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大堀 僚介

大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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