2018年のGoogle検索品質評価ガイドライン改定あたりから、SEO業界の中でE-A-T(専門性 Expertise、権威性 Authoritativenenn、信頼性 Trustworthiness)という言葉が頻回に話題に上がるようになりました。実際、2018年8月を境に「E-A-T」という検索キーワードの検索件数が一気に跳ね上がっているのがわかります。
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これだけ注目度が上がっているにも関わらず…
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E-A-Tの概念がSEOに及ぼす影響がどのようなものか、いまだによくわかっていないというのが現実です(E-A-Tについての僕なりの考えを「E-A-Tとは?SEO対策としてGoogleは何を求めているのか?」という記事にまとめていますので、ぜひ一度ご覧ください)。ましてやMEO対策(ローカルSEO)の範囲になると、Google検索しても現状ほとんど適切な情報がヒットしません。
そんな状況なので、今回はMEO対策におけるE-A-Tの役割について、僕なりの考えをこの記事にまとめようと思います。もしあなたが今MEO対策を自力で頑張っているけれど、これから何をしていけば良いかわからない…という状況なら、ぜひ最後までこの記事をお読みください…
適切なMEO対策を行ってローカル検索の検索順位を高めるためには、もちろんE-A-Tは必要です。ただ、取り扱う業種によってE-A-Tの及ぼす影響は変わりますし、E-A-Tを高めるための施策が通常のSEO対策とは少し異なります。
一般的に知られているところでは、いわゆるYMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれる医療、法律、金融といった業種ではE-A-Tが特に重要とされています。あなたの仕事がこれらの業種に含まれるようであれば、E-A-Tを高めるために相当な努力が必要でしょう。
しかし、これらの業種以外であればE-A-Tがいらないかと言えば、そんなことはありません。Googleの立場でユーザーに良い情報を提供しようと思えばわかります。いくらユーザーのいる位置に近いからといって、クソまずいラーメン屋ばかりをローカルパックで紹介していたら、誰もGoogleで情報検索しようとは思わなくなるでしょう。
たとえYMYL分野ほどにはE-A-Tが重視されないとしても、「非YMYL業種ではE-A-Tを重視しない」とはGoogleの誰も言っていません。あくまで「YMYL業種と比較した場合において、非YMYL業種ではそこまで強く重視しない」と言っているだけなのです。
さて、MEO対策におけるE-A-Tとは一体どんなものでしょうか?専門性・権威性・信頼性の3つの単語に「地域の」という枕詞をつけて考えると、どうやら通常のSEOで追い求めているE-A-Tとは少し違うもののように見えてきます。
例えば「地域の専門性」という言葉を喫茶店に当てはめて定義した場合、「喫茶店についての専門的知識が豊富である」という定義は使いにくいですよね。「”喫茶店についての専門的知識”って何ぞや?」って、あなたも思ってしまうのではないでしょうか。
これがYMYL分野の業種なら、「法律や医療についての専門的知識が豊富である」という専門性の定義はしっくりと当てはまります。そして実際に、GoogleはYMYL分野においては専門的知識を強く求めてきます。
しかし喫茶店などの非YMYL業種では、お店の専門性をきちんと評価できない業種が多くあります。Googleも数ある「普通の」喫茶店の中で「このお店がより専門性が高い」と比較することはできませんし、正直比較する意味もないでしょう。
このような場合、あなたがGoogleにアピールできる専門性は「そのお店が確かに喫茶店であること」くらいしかありません。それをどのようにGoogleにアピールするか?つまり、そのお店が喫茶店であることを正しくGoogleに伝えることが、MEO対策で専門性を高める唯一の方法となるわけです。
同様にして、権威性、信頼性についても枕詞に「地域の」をつけて考えてみます。通常のSEOと違って、他の喫茶店からリコメンドをもらうなんてことは普通起こりません。リコメンドをもらえるとしたら喫茶店を利用したユーザーからで、「地域の権威性」を上げるためにはユーザーからの口コミを多くもらうことが重要だということがわかります。
最後に「地域の信頼性」。信頼できるお店とは「ユーザーの期待通りのサービスが受けられること」と考えると、ユーザーからの口コミに加えて店名や住所、電話番号(NAP)、営業時間など店舗情報の正確性も信頼性upに関わる大切な要素です。
こうしてみると、Googleマイビジネスの最適化と良い口コミの獲得がMEO対策としていかに重要かが改めてわかりますよね。
MEOで成果を出すにはGoogleマイビジネスの最適化と良い口コミの獲得が重要…それは今までもあらゆる状況で言われて来ているし、もうすでにあなたもご存知の話かもしれません。でも、じゃあ具体的に何をすればいいの?となると、ここで手が止まってしまう人が多いのではないでしょうか?
ここでは、MEOにおいてE-A-Tに良い影響を与えうる数々のファクターを具体的にリストアップしていきます。あなたのMEO対策で何か抜けているところはありませんか?これを機会に、ぜひ一度チェックしてみてください。
いかがでしたか?今回はMEO対策におけるE-A-Tの考え方と、E-A-Tを高めるために対策すべき項目についてまとめてみました。日頃からMEO対策に取り組むあなたにとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しく思います。
MEO対策(ローカルSEO)について、他に知りたいことはありませんか?今後の記事作成の参考にさせていただきますので、お気軽に下のコメント欄に一言お願いします。
AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。