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ブログ記事の検索ランキング入りを阻む構造上の致命的欠陥

あなたのwebサイトでブログ記事の検索ランキング入りを阻む、ブログ構造の致命的欠陥

もしあなたがブログ記事について、

絶対に価値のある内容なのに、検索順位が上がらないんだよなぁ…

by あなた

と悩んでいるなら、もしかしたら今回の記事がその答えになっているかもしれません。

今年の夏に発表された調査結果によると、検索結果に致命的な影響を与えるミスがほとんどのブログで見つかったということです。その致命的なミスとは何かというと…

ホームページからのクリック数

ホームページからのクリック数が多いほど、Googleのクローラーが届きにくくなります。その結果、そのブログ記事が検索順位に反映されるのに長い時間がかかってしまいます(最悪、いつまで経っても検索結果に現れません)。これはSEO対策にちょっと詳しい人なら知っていておかしくない知識なのですが、実はあまりにも多くのwebサイトでこのミスを犯していることが、今回ご紹介する調査結果でわかったのです。

Perficient Digitalという企業がランダムに選んだ100のブログサイトを調査した結果、約3分の2のサイトでホームページから各ブログ記事までのクリック数の平均が5回を超えていたとのことです。さらに言うと、全体の31.5%のブログ記事でホームページからのクリック数が21回以上、9.5%は50クリック以上…最もひどいもので1000クリック以上ホームページから離れたブログ記事もあったそうです。

データ引用先:Perficient Digital. LEVERAGING YOUR CONTENT INVESTMENT: BLOGS VS CONTENT HUBS

でも、もしかしたらあなたはこう思うかもしれません…

でも、ブログ記事の数が多くなったら、特に古い記事でホームページから遠くなるのは仕方ないんじゃない?

by あなた

ごもっともです。ブログ記事の数が50や100ならいざ知らず、1万とか2万とかいうレベルになると、すべての記事でホームページから5クリック以内に収めるのは非常に厳しくなります。やろうと思えばできなくはありませんが、その分ユーザーにとって見栄えが悪く、使いにくいwebサイトになってしまいます。

価値のあるブログ記事へのクロールを改善する3つの方法

あなたのwebサイトでブログ記事の数が多くなり、このような問題が出てきたとします。その時にまずやらなければいけないことは、過去のブログ記事の中で価値のあるトピックの順位づけをすることです。今後も引き続き価値をもつ内容であれば、ホームページに近いところへ引き寄せてあげれば輝き出す可能性が十分にあります。残念ながらユーザーの共感を得られなかったコンテンツは、そのまま奥深くで眠っていてもらいましょう。

こうして価値あるコンテンツの選別を行ったら、実際にそれらのブログ記事をホームページの近くに引きあげます。そのやり方は3つあって…

方法1:コンテンツをリライトする

同じトピックでも、時間が経てば新しい知識が加わり、ユーザーに必要な知識が変わります。なので、昔のブログ記事に追加する内容や、時代にそぐわなくなって書き直しが必要なパーツが出てくるはずです。

それらの部分を書き直して、新たなコンテンツを作ってブログに投稿するのです。こうすることで、その記事がブログ記事のトップにやってくることになり、ホームページからの距離が断然近くなります。しかもコンテンツの内容が最新なので、Googleやユーザーにとって最もハッピーとなる解決法です。

その後もブログ記事を更新し続けると、やがてホームページからの距離は遠くなってしまうので、クローラーをページに呼び込む効果は徐々に薄れていきます。でもしばらくの間は、ホームページから1クリックまたは2クリックで行ける距離が保証されます。

ただ、この方法で1つ注意しなければならないのが、新しい記事が重複コンテンツとGoogleに判断される危険性があるということです。そのリスクが高いときには適宜canonicalタグを使ったり、旧い投稿から新しい投稿へ301リダイレクトを設定したりする必要があります。

方法2:ホームページとブログ記事をダイレクトにつなぐ

もし書き直しが面倒、またはその必要がないと判断した場合には、ホームページからその記事に直接リンクを貼ってしまうという方法もあります。こうすると、ホームページから1クリックでその記事に行けることになるので、Googleのクローラーにとってもユーザーにとってもありがたい対策となります。しかも記事のリライトとは違い、設定を解除しない限りその記事はずっとホームページから1クリックのままです。

ただ、現実的にはこの方法でホームページとつなげられるブログ記事の数は限られます。あまりにたくさんの記事をホームページとつないでしまうと、ホームページが非常に使いにくいものになってしまうからです。なので、まずはホームページと直接つなぐ価値のあるトップクラスのコンテンツを厳選する必要があります。

方法3:類似トピックを扱った記事とまとめてキュレーション記事を書く

キュレーションとは「情報を選別して集め、整理すること」を表します。キュレーション記事とは、例えば…

  • 2020年に絶対買いのノートパソコン5選
  • これから稼げる在宅副業3種
  • 東京で人気のラーメン屋トップ10

というような記事で、このキュレーション記事からそれぞれのパソコンのレビュー記事や副業の紹介、各ラーメン屋の食レポ記事に内部リンクが貼ってあります。

キュレーション記事を作って更新すると、そのページはブログのトップにやってくるので、通常ホームページから1クリックの距離になります。そのキュレーション 記事から古いブログ記事へ内部リンクを貼れば、それまでどんなに奥深いところにあった投稿もホームページから2クリックの位置にまで引きあげられることになります。上の2つの方法と違って、多くのブログ記事を一気にホームページに近づけられるのは、この方法ならではの大きなメリットでしょう。

一方でこの方法のデメリットとしては、共通のカテゴリーでまとめられるコンテンツをいくつか見つけておく必要があるということです。共通のトピックが見つからなければこの方法は使えないので、その場合は記事のリライトかホームページとの接続を試みることになります。

大堀 僚介(Ohori Ryosuke)

AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター

何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。

さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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大堀 僚介

全米コピーライター協会(AWAI)認定コピーライター SEO content institute認定SEOライター 何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。 さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。

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