WordPress自動更新を設定する方法
日々変化していくネット環境に合わせるようにして、WordPressも随時アップデートが行われます。僕たちにとっても、運営するサイトのセキュリティー上、WordPressのアップデートは大切な作業です。
そんなに多くの頻度があるわけではないし、WordPressの更新作業はワンクリックで終了するので、この作業自体で戸惑う人は少ないと思いますが、もしかしたら…
毎回手動で更新するのも面倒なので、WordPressを自動更新にできないかな…
と考えている人はいるかもしれません。
というわけで、今回の記事では「WordPressの自動更新を有効にする方法」と題して、プラグインを使う方法とプラグインなしで行う方法の2種類をご紹介します…
目次
プラグイン を使ってWordPress自動更新を設定する方法
WordPressの自動更新を設定するのにプラグインを使ってもOK!というのであれば、Advanced Automatic Updatesというプラグインがおすすめです。このプラグインは日本語に翻訳されていて、機能もシンプルなので、あなたも簡単に使い方をマスターすることができるでしょう。
まずはWordPressの管理画面からプラグインを選択して、このプラグインをインストール >> 有効化しましょう。上のリンクからプラグインの公式サイトに行けますので、そこからダウンロードすることもできます。
このプラグインを有効化してから「設定 >> アドバンスド自動更新」を選択すると、WordPressの自動更新に関する設定画面が表示されます。
このプラグインで設定するWordPressのアップデートには2種類あって…
- メジャーアップデート:Gutenberg導入のように、新たな機能が追加されるような大規模なアップデート
- マイナーアップデート:バグなどの不具合を修正するための小さなアップデート
このうち、マイナーアップデートはプラグインなしでもWordPressが自動でやってくれますが、両方にチェックを入れておけばメジャー/マイナーアップデートのどちらでもWordPressを自動更新してくれるようになります。
ただ、メジャーアップデートの場合はサイトに不具合が出やすくなりますし、不具合がなくてもGutenbergの時のように「クラシック環境の方が操作しやすい」という場合も起こりうるので、メジャーアップデートの時にはWordPressを自動更新しないというのも1つの選択肢だと僕は思います。
Advanced Automatic Updatesの便利な機能:プラグインもテーマも自動更新設定可!
このプラグインではWordPressそのものだけでなく、プラグインやテーマも自動更新の設定が可能です。同じ設定画面で、
- プラグインを自動的に更新しますか?
- テーマを自動的に更新しますか?
と聞いてくるところがありますが、ここにチェックを入れておくと現在使用中のプラグインやWordPressテーマも自動で更新してくれます。
もし「自分の知らないところで勝手に更新されるのも困る…」というのであれば、このプラグインには更新作業が終わった時に通知メールを送ってくれる機能が備わっているのでご安心を。通知メールの欄にあなたのメールアドレスを入力しておけば、自動更新のたびにそのメアドに通知が届くようになります。
自動で更新作業が続くのに不安がある方は、忘れずにメアドの登録をしておきましょう。最後に、設定方法を選択したら、「変更を保存」ボタンをクリックするのを忘れずに。
プラグインなしでWordPress自動更新を設定する方法
一方、プラグインなしでWordPress自動更新を設定するには、WordPressテーマのfunction.phpにコードを書き込んで制御することになります。まずはWordPressの管理画面から「外観 >> テーマエディター」をクリックして、function.phpを開きましょう。
WordPressのメジャーアップデートを有効にする方法
WordPressのメジャーアップデートを有効にするには、function.phpに以下のコードを付け加えます。
add_filter( ‘allow_major_auto_core_updates’, ‘__return_true’ );
WordPressのマイナーアップデート自動更新を停止する方法
一方、WordPressに本来備わっているマイナーアップデートの自動更新を停止するには、function.phpに以下のコードを付け加えます。
add_filter( ‘allow_minor_auto_core_updates’, ‘__return_false’ );
正直言うと、マイナーアップデートの自動更新を止めるのは、WordPressサイトのセキュリティ面から僕は推奨しません。もしこのコードを使うなら、それによって生じるリスクを十分に理解した上で設定を行ってください。
プラグインの自動更新を有効にする方法
あなたのサイトにインストールしたプラグインの自動更新を設定するには、次のコードをfunction.phpに付け加えます。
add_filter( ‘auto_update_plugin’, ‘__return_true’ );
WordPressテーマの自動更新を有効にする方法
最後に、あなたが使っているWordPressテーマの自動更新を有効にするコードです。他のコードと同じように、次のコードをfunction.phpに付け加えてください。
add_filter( ‘auto_update_theme’, ‘__return_true’ );
自動更新の有無に関わらずですが、テーマを更新した場合、そのテーマに施していたカスタマイズが消えてしまう可能性があるので、そこはご注意を…
まとめ
以上、WordPressやプラグイン、テーマの自動更新を設定する2つの方法をご紹介しました。僕は基本的にプラグインに頼りすぎるのを嫌っているのですが、やっぱり自動更新の停止も含めて設定が簡単なので、特に初心者の方にはプラグインでの設定をおすすめします。
WordPressの自動設定について、記事を読んでみてあなたはどう思いましたか?やってみたい or やりたくない理由、あるいはやってみての感想など、下のコメント欄に何か書いてくれれば嬉しいです。
大堀 僚介(Ohori Ryosuke)
AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。
コメントを残す