ちゃんとキーワードリサーチをして記事を書いているのに、なかなか検索上位を獲れない…
あなたはこんな悩みを抱えていませんか?もしそうであれば、もしかしたらそれは「最後の一押し」が欠けているからかもしれません。
キーワード選定ツールでキーワードの需要と難易度を調べるのは、SEOコンテンツライティングにおける必須事項。しかし、ただ単にキーワードの需要と難易度を調べるだけではキーワードリサーチとしては不十分。コンテンツ作成に入る前に、実際にGoogle検索でどのような検索結果が表示されるのかを確認しなければなりません。
今回ご紹介するallintitle(読み方:オールインタイトル)は、そのキーワードリサーチの最終段階で役立つテクニックです。特にロングテールキーワードでの検索上位を狙っている場合は、ぜひこの技を活用してみてください…
目次
allintitleの使い方
allintitleとはGoogle等検索エンジンの検索窓に打ち込む特殊コマンドの1つで、指定したキーワードをすべてタイトルに含んだページのみを検索結果に載せるときに使います。使い方は検索窓に「allintitle:(オールインタイトル+コロン)」と打ち込み、その後にターゲットとなるキーワードを列記して検索にかけるだけです。
allintitleとintitleの違い
allintitleコマンドとよく似た検索コマンドに、intitle(読み方:インタイトル)というものがあります。
これも検索エンジンの検索窓に打ち込む特殊コマンドの1つで、指定した複数のキーワードのどれか1つでもタイトルに含まれるページのみを検索結果に載せるときに使います。使い方はallintitleと同様、「intitle:(インタイトル+コロン)」と打ち込み、その後にターゲットとなるキーワードを列記して検索にかけるだけです。
allintitleコマンドがなぜライバルチェックの強力な武器になるのか?
さて、このallintitleコマンドがなぜライバルチェックの強力な武器になるのか?これからその理由を説明していきます。
SEOに詳しい人がweb記事を書く時には、必ずその記事のタイトルに狙っているキーワードを含めます。ロングテールキーワードでの上位表示を狙っているなら、そのロングテールキーワードの構成成分となる単語をすべて含めたタイトルを作成します。
このallintitleコマンドを使ってキーワード検索すると、そのキーワードを想定して作られたコンテンツのみを検索結果に炙り出せるのです。あなたがそのキーワードで新たな記事を作成した場合、あなたと同じ手順で記事を作成した相手がわかる…つまり、allintitleコマンドであなたのライバルチェックができるというわけです。
具体例をあげて説明しましょう。サンプルキーワードとして「1週間 腹筋 ダイエット」をGoogleに入力し、まずは普通に検索してみます。すると…
Google検索にヒットしたページが約300万ページもあることがわかります。ただ、この300万ページには全く別のキーワードを想定して作られたwebページも含まれます。単にGoogleにインデックスされたコンテンツをすべて含めているので、この数字自体に注目するメリットはほぼありません。
続いて、同じキーワードでintitle検索をしてみましょう。すると…
この検索にヒットしたページが約13,500ページと、一気に数が減りました。ただ、この13,500ページには「1週間 腹筋 ダイエット」の3つの単語のうち最低1つを含むので、ここにピックアップされたコンテンツはいずれもあなたが作成しようとしているコンテンツと近い…つまりライバルになり得るページです。
そして最後に、同じキーワードでallintitle検索をしてみます。その結果…
「1週間」「腹筋」「ダイエット」の3つの単語をすべてタイトルに含んだコンテンツは、全部で214件あることがわかります。これは、あなたと同じようにターゲットキーワードを「1週間 腹筋 ダイエット」に設定してコンテンツを作った人が214人いるということを表しています。
Googleの検索ランキングファクターは200以上あると言われているので、このallintitle検索でのライバル数だけで検索上位が獲れるかどうかは決められません。ただ他の条件を無視して考えれば、一般的にこのライバル数が少なければ少ないほど、あなたが同じキーワードで記事を作成したときに検索上位を獲れる可能性が高まるということは言えます。
allintitleコマンドを使った「お宝ロングテールキーワード」の選定方法
それでは、ここからallintitleコマンドを使った僕なりの「お宝ロングテールキーワード」選定方法を説明していきます。
ここまで記事を読んでくださったあなたの中には、ひょっとしてこんな疑問がありませんか?
結局ユーザーはallintitleコマンド抜きで検索するんだから、allintitleやintitleコマンドを使って検索結果を調べても意味ないじゃん…
そのような疑問が芽生えるのは当然です。普通ユーザーは特殊コマンドを使わずに検索しますから、普通の検索結果だけに注目していれば十分な情報が得られるように思いますよね。
でも、その疑問を一旦頭の隅に置いておいて、このまま記事をお読みください。allintitleやintitleコマンドを使うことで、より勝算の高いロングテールキーワードが選定できるようになるのです。
allintitleコマンドでの検索結果ではここに注目する
では、allintitleでの検索結果を使ってどのようにロングテールキーワードを選定するか、実際の手順を説明していきます。
注目すべきはallintitleコマンド検索でのヒット数と、通常の検索結果とallintitleを使った検索結果の違いです。上で挙げた「1週間 腹筋 ダイエット」の検索結果をもう一度見比べてみてください。3つの検索結果が微妙に違っているのがわかりますよね。
理想的なのは、通常検索とallintitle検索の両方の結果が完全一致することです。この状況であれば、あなたは他の214件との勝負だけを考えれば良いですし、その勝負を決めるのは基本的に「コンテンツの質」と「ドメインパワー」の2つだけと話は単純です(サイト設計やテクニカルな部分は無視しています)。
通常検索とallintitle検索の結果の違いは何を表す?
問題は、通常検索とallintitleの検索結果が大きく違ったとき。この検索結果の違いは何を意味しているのかというと…
- Googleがユーザーの検索意図を絞りきれていない
- ドメインパワーが超強力なページがある
この2つの可能性が考えられます。そしてこのどちらの場合においても、あなたが新しいコンテンツを作っても検索トップ10に載せることは困難です。
Googleがユーザーの検索意図を絞りきれていない場合、Googleはあえて違った検索意図を狙ったコンテンツを同時に上位表示させます。あなたの記事とは別の検索意図を狙ったコンテンツをトップ10に表示させる分、検索1ページ目の中であなたの獲れる枠が少なくなっていくというわけです。
もう1つ起こり得ることとして、違う検索意図を狙ったコンテンツであることがGoogleにもわかっていながら、そのドメインパワーが超強力なために検索1ページ目に表示されてしまうことがあります。この場合も、あなたのサイトのドメインパワーも同じく強力でない限り、新コンテンツにほぼ勝ち目はありません。その分、検索1ページ目に表示される可能性が低くなっていくのです。
勝ち目の高いロングテールキーワードの条件
これを踏まえて、あなたにとって勝ち目の高いロングテールキーワードをどうやって選べば良いでしょうか?その条件を列記すると…
- allintitle検索でのヒット数が少ない
- 通常検索とintitle検索、allintitle検索の結果が近い
- allintitle検索トップ10サイトのドメインパワーが低い
この3つの条件が揃ったときには、あなたが新しく作るwebページが検索トップ10入りを勝ち取る可能性はグッと高くなります。自サイトやライバルサイトのドメインパワーはahrefsやUbersuggestなどの無料ツールで調べられるので、これらの情報を参考にしながらSEOで勝ち目の高いロングテールキーワードを選定していきましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回はSEOで勝ち目の高いロングテールキーワードを選定するための検索コマンド・allintitleの使い方を説明しました。「ロングテールキーワードを設定して記事を書いても結果が出ない…」と悩んでいるあなたにとって、少しでも当記事がお役に立てたのであれば嬉しく思います。
ロングテールキーワードの選定方法について、他に疑問はありませんか?今後の記事作成の参考にさせていただきますので、お気軽に下のコメント欄に一言残していってくれたら嬉しいです。
大堀 僚介(Ohori Ryosuke)
AWAI認定コピーライター
SEO contents institute認定コピーライター
何事も“超一流の専門家から学ぶ”をポリシーとしており、コピーライティング業界で世界最高の権威である全米コピーライター協会(AWAI)でライティングの基礎を習得後、SEOコピーライティングのパイオニアHeather-Lloyd Martin、コンテンツマーケティングの世界的第一人者Brian ClarkにWebコピーライティングを学ぶ。
さらにAWAIでビジネス用Webサイト作成スキルを習得、知識ゼロの状態から自社サイトSuper Clear Contentsを立ち上げる。その経験とインターネット業界の動向をふまえて、個人事業主や副業サラリーマンに向けて最新のビジネス用Webサイト構築方法を提供している。
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