巷ではよく「検索上位にランキングされるためには、最低でもブログ100記事が必要」などと言われています。これは誤解です。GoogleのJohn Muellerも…

ページ数の大小はまったく意味がない。サイト内の多くのページがインデックスされたからといって、それだけでサイト自体の検索順位が改善するわけではない。

と、Redditで質問者に答えています。

検索順位に関係するのはブログ記事の数ではなく情報の質

SEO対策として重要なのは記事の質であって、数ではありません。実際、このSuper Clear Contentsは開設してからまだ7ヶ月…現時点で40記事程度しかありませんが、いくつかの記事では検索結果画面（SERPs）のトップ10入りを確認しています。また、特にページ数の大きなサイトでは、逆に類似の記事を1つのページにまとめることで、コンテンツの質が高まって検索順位が上がることもよくあります。

それでもやっぱり記事の数は重要。その理由は…

ただ、ここも誤解してほしくないのですが…僕は記事の数を稼ぐことを完全に否定しているわけではありません。コンテンツの質が保たれていることを前提にすれば、検索順位には直接関係ないとしても、やっぱり記事の数が多い方がトラフィック数は増えます。その理由は2つあって…

ユーザーの持つ多くの疑問に対応できる

ブログ記事が20コのWebサイトと50コのWebサイトがあったとします。どちらもコンテンツの質は優れていて、SERPsにもそれなりの高順位で表示されているとします。

となると単純な話で、ブログ記事が50コあるWebサイトの方が多くのユーザーの目に留まり、その分多くのトラフィックが期待できます。50コの記事があるWebサイトの方が、より多くの検索クエリ（キーワード）でSERPsに表示されるからです。

これがもし「質の高い20記事 vs 質の低い50記事」の勝負だったら、どちらに多くのトラフィックが集まるかはわかりません。コンテンツの質が低ければ、その記事はなかなかSERPsに表示されなくなります。するとユーザーにあなたのコンテンツの存在を知ってもらうチャンスが減ってしまうからです。

ドメインの権威性が上がる

あなたがあるニッチなトピックについて、いくつもの質の高い情報を提供していたとします。質の高い記事の数が多くなっていくと、信頼できる情報源として次第にそのWebサイトの権威性が高まっていきます。インターネットの世界で、あなたの専門性が評価されるということです。

すると新しい記事をupしたときに、最初からその情報は信頼できるものとしてGoogleに評価されます。風邪薬の飲み方について、医者のアドバイスとど素人のアドバイスのどちらを信じるか？という話と同じです。そのWebサイトから発信された記事は、医者のアドバイスと同じように信頼できる情報として認識されます。

ドメインの権威性も、それ単独で検索ランキングに影響を与えるようなものではありません。あくまで200以上あると言われているランキングファクターの1つと考えておくほうが無難です。

でも、たとえ200分の1の力しかなくても検索順位に良い影響を与えることは間違いありません。また、将来的にアルゴリズム・アップデートでドメインの権威性がより重視されるようになるかもしれません。

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まとめ：質の高いコンテンツを地道に増やしていくことが、多くのトラフィックを稼ぐ最短の道

まとめると、ブログの記事数そのものはGoogleのランキングファクターではありません。でも、質の高い記事を書き続ければ、コンテンツそのものの評価が上がって検索順位は上がりますし、質の高い記事が増えることで多くのお客さんにあなたのサイトを見つけてもらえるようになります。

あなたがWebサイトを立ち上げたばかりで、コンテンツの数が少なくさびしい思いをしていたとしても、焦ることはありません。1つ1つ質の高いコンテンツを作っていけばいいのです。記事の数が少なくても、いずれGoogleに評価されてSERPsの上位に表示されるようになりますし、それが積み重なることで自然にトラフィック数も増えていきます。